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八瀬瑠璃光院の紅葉

11月21日(日)、大阪に住む教え子ふたりを連れ添い、八瀬の秘刹「瑠璃光院」「蓮華寺」で命の洗濯を兼ね紅葉狩り。

叡電八瀬遊園駅から橋を渡り、高野川沿いに下流に向かって5分ほど歩くと山門前に着く。

山門の上にモミジの巨木が覆いかぶさるように枝を垂れるが、紅葉には少し早い。

山門の柱に「無量寿山光明寺 瑠璃光院」号の門額がかかる。

ここは季節限定で近年一般公開されるようになったが、1万2000坪の寺域に数寄屋造りの建物が3棟並ぶ。

あまり有名でない、いわゆる穴場だが、23日夜、朝日テレビが「報道ステーション」で夜の紅葉を生中継。来年は行楽客が押しかけることだろう。



気象条件が整うと、瑠璃色に輝く浄土の世界が現出すると言い伝えられている「瑠璃の庭」から寺名が取られた。生きとるうちに、一度はお目にかかりたいもんだが。

深い森に包まれた比叡山の麓にあって、高野川という渓流に近い立地が紅葉の発色に微妙な影響をあたえるのか、一味もふた味も違った趣きがある。

あとは講釈不要。京都の逝く秋を堪能されたし。

東京のK瀬さん、こんな紅葉、東京にはなかろうて……。



▼高野川べりの紅葉

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(クリックすると、画像が拡大)



▼逆光をうけ、橙色、朱色が一段と鮮やかさを増す高野川縁の紅葉。

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▼門前で愛弟子をスナップ。

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▼茶庵「喜鶴亭」の木戸の奥に苔むした箱庭が。

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▼湧水の泉に錦鯉がひしめく。

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▼書院の玄関前に色づき始めたモミジの大木が天を覆う。石橋を渡ると書院玄関。

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▼「瑠璃の庭」

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▼書院の南側に設けられた「瑠璃の庭」の五色の楓。

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▼「瑠璃の庭」の苔の絨毯がじつに美しい。

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▼「臥龍の庭」の苔むした石灯篭。奥に茶庵「喜鶴亭」が見える。

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▼「喜鶴亭」に付随する「臥龍の庭」

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▼蓮華寺のオレンジ色のモミジ。

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テーマ : 日々のつれづれ
ジャンル : 日記

京都は紅葉の真盛り

ここ数日の急激な冷え込みとともに、待望の紅葉の季節到来!!

花鳥風月に凝る庵主は、朝から妙にウキウキ、ワクワク♪♪。

18日の午後、学生生活4年間のメモリアルにゼミ学生ほかを引率し、シーズン恒例の「紅葉狩り」。



目指すは上高野にある蓮華寺。観光客にあまり知られてなく、ゆっくり紅葉を楽しめる。

三宅八幡前駅で降りて、紅葉に染まる比叡山をまじかに眺めながら、高野川沿いに10分ほど歩くと小さな山門に到着。

境内のイチョウの大木も黄葉のピーク。深緑の苔の上に落葉のカーペット。

書院の朱色の毛氈に腰をおろし、屏風絵のような庭園を眺めながら暫し沈思黙考。

俗界を離れ、なんとなく心に安らぎを。


別室で小渓流のせせらぎの音を聞きながら抹茶を一服。ここでは、無粋な言葉なぞ不要。

薄紫の花を一輪つけたキブネギクが目にとまった。思わず一眼レフカメラを手繰り寄せ、ファインダーに捉える。



▼比叡山と高野川。中央の峯は四明岳。左下の道は鯖(若狭)街道。

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▼蓮華寺山門から続く石畳と庫裡入り口。

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▼蓮華寺境内。赤、黄、緑の葉のアンサンブル。

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▼逆光を受け、紅葉と黄葉がひときわ鮮やか。AF-S NIKKOR18-200mm, ISO400, 補正+1。

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▼蓮華寺西隣にある寺門前の真紅の紅葉。

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▼一幅の屏風絵を見るような光景に息をのむ。

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▼色づき始めた蓮華寺庭園の紅葉。

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▼庭石の陰に咲くツワブキの花が緑の苔にアクセントを添える。

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▼名残りのキブネギク(貴船菊)の花が一輪。

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▼イチョウの大木の下で記念撮影。

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▼イチョウの落ち葉の絨毯。

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▼夕陽を受け、全山が燃えるような比叡山の紅葉。来るとき撮った山の色合いとまた違う。

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▼比叡山に架かる虹。

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崇道神社の前を抜け八瀬遊園駅へ辿っていると、俄かにかき曇り、時雨が肩を濡らす。

雨上がりの比叡山に七色の虹が立つ。

1時間半コースの紅葉狩が瞬く間に過ぎ去る。帰りの電車に乗った頃に夕闇の帳が降りる。

かくして学生たちとの束の間の「紅葉狩り」はフィニッシュ。


はたして、学生たちの記憶に焼き付いたものやら……。


庵主



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ジャンル : 日記

清明神社と一条戻橋

昨日、陰陽師安倍清明を祀る「清明神社」(今出川通堀川下ル)を訪ねた。

西陣の一角、ビルが立ち並ぶ堀川通りにあり、うっかりすると見過ごしそう。

祭神の安倍清明は平安時代中期の著名な陰陽師・天文博士。天文を解して変事を予見(占星術)する超能力を有したとされる。

先年、安倍清明を主人公としたフィクションがテレビドラマ・映画化され、本神社は一躍全国的に有名となった。宣伝費をかけずに…。


とくに若い女性に人気の「占いブーム」に乗り、訪問者が爆発的に増加。収入も急増したのか、真新しい社殿も建てられた。境内と外には清明グッズの直売店まである。マスメディアによる宣伝効果が大きいことをあらためて実感させる。

訪ねたときも、観光客(熟年女性)の一団が押し寄せていた。

見学の後、堀川通りを少し下がった清明ゆかりの一条「戻橋(もどりばし)」へ足を伸ばす。


▼こじんまりした神社境内。右手に巨大な石獅子が1体。

DSC_0102_convert_20101112201618.jpg(クリックすっと、画像が拡大)



▼社殿前にあふれる観光客。オバサンたちも熱烈な清明ファン!?。

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▼光きらめく金の御幣と獅子。

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▼御神灯に「ダビデの星」(イスラエルの国章)に似た赤い星(五芒星というそうな;懇切な読者からのご教示)をあしらった社紋。

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▼厄除桃(やくよけもも)。
中国では桃は魔除けの効果をもつとされた神聖な樹木。平安京の宮廷でおこなわれた「追儺会」では方士が桃の幹で造った弓矢を手にし邪鬼を追い払った。『古事記』にもイザナギが黄泉の国を脱出する際、黄泉の平坂まで追い掛けてきたイザナミ配下の邪鬼を桃の実を投げつけて退散させた話は有名。

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▼堀川に架かる「一条戻橋」。
古来、この世とあの世を分ける橋とされた。熊野の僧「浄蔵」が熊野の地で父親三善清行の死を聞き、急ぎ都に戻ったところ、この橋の上で父親の柩に出会い、棺にしがみついて神仏に願を掛けたところ一時的に父親が蘇生し、父子の会話をとげたところで、ここから「戻橋」という名がおこったという。
また安倍清明が、呪術を用いてこの橋上で殺害された父親の保名を蘇生させた場所とされる。清明が自在に操る鬼神をこの橋の下に隠していたという伝承も。

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▼「戻橋」付近のコンクリートで整備された河床。下流側に石造のアーチ橋が見える。

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「占い」に凝ったひとは、清明神社の「四柱推命」占いを試しては。当たるという評判も…。
この占い、生年月日、生まれた時間を占い師に伝える必要あり。

2年ほど前、ソウルの新村(シンチョン)で占ってもらったときには恐ろしいほど的中(アワワ)。

テーマ : 日々のつれづれ
ジャンル : 日記

京都白峯神宮

11月11日(木)午後。新町校舎の近くにある「白峯神宮」(上京区今出川通堀川東入ル)界隈を散策。


祭神は非業の死を遂げた崇徳上皇と淳仁天皇。明治元年に讃岐にあった崇徳天皇の木像をこの地に移し白峯神宮として祀り、同6年、淳仁天皇を合祀。


崇徳上皇は、保元の乱(1156)に敗れ、讃岐に流され「讃岐院」と呼ばれ、その地で最期を遂げた。上皇の怨霊をおそれた朝廷は治承元年(1177)に「讃岐院」に代え「崇徳院」の諡号(しごう)を贈り、非業の死を迎えた上皇の霊を慰めた。


淳仁天皇は天武天皇の孫にあたり、藤原仲麻呂を重用したが、道鏡を寵愛する孝謙上皇(聖武天皇の子)と対立。藤原仲麻呂の乱ののち廃位され、淡路島に配流(淡路廃帝)されその地で没した。


怨念を抱いて世を去った崇徳、淳仁の怨霊が明治初年まで脈打っていたとは考え難いが、明治政府の「王政復古」の影響が見え隠れする。


この神社は、近年、球技の神様として有名になった。


▼今出川通りに面した門構え。車の往来が激しく、なかなかシャッタ―チャンスが。

DSC_0091_convert_20101112201127.jpg(クリックすると、画像が拡大)



▼門から境内を望む。

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▼境内。中央に舞殿。右手奥に「精大明神」を祀る祠がある。左手に「蹴鞠」がおこなわれる方形区画。

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▼「精大明神」の額と祠。「精大明神」は和歌・蹴鞠道の宗家とされる飛鳥井雅経の守護神とされ、現在は球技一般の神として崇拝を集める。

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▼本殿に奉納された各種ボール。勝利への願掛けがいかにも日本的で面白い。スポーツもつまるところは「神頼み」か。

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▼けなげに胡麻木に願文を書き綴る山形県からやって来た修学旅行生。球技の選手かな。

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テーマ : 雑記
ジャンル : 日記

今出川キャンパス昼と夜

11月11日(木)。今朝は一段と冷え込み、寒さで目が覚める。ブルブル。

今日も空気が澄み切って、雲ひとつない抜けるような青空が広がる一日。

今日は、『卒業アルバム』のゼミ写真撮影日。女子学生、どんなおめかししてくっかな?。



陽差しに温められた瓦屋根の上で日向ぼっこ中の雉ネコに見送られ出勤。

DSC_0050_convert_20101111225148.jpg(クリックすっと、画像が拡大)


アレッ、塀の上に季節外れのザクロの赤い花が一輪。6~7月がザクロの開花期のはず…。狂い咲き、はたまた異常気象のせい??。

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小さなザクロの実。例年に比べて生長が悪い。生花には手ごろか。

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昼食後、院生と旧相国寺境内の発掘現場を見学に行くため今出川キャンパスの西門を抜けると、軽快なハワイアンが流れ、明徳館前に人だかりが。  なんだ、なんだ???


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ウヒャ―!フラダンスのサークルがランチタイムに軽快なハワイアンに乗って優雅な踊りを披露中。踊り手は3回生とのアナウンス。

しこたま練習を積んだとみえ、踊りもなかなか堂に入っている。しかも美形そろいだ。

なかなかの熱演に思わず、シャッターを切る。

ウーン、手持ちのカメラ、動画撮れんの忘れとった。あとの祭。なんたるミス。


「涙そうそう」の名曲(カラオケで馴染み)に合わせてのフラダンスも実演。スローテンポの曲に乗った腰振りがなんとも艶めかしい。就職にあぶれたら、これで飯が食えるかも(アハ)。



▼気温20度前後の屋外でこのコスチュームは寒そう。しかも素足だ。

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▼いずれも粒ぞろいの美女だ。

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▼スローな手ぶりがなんとも言えん。笑顔がまた超カワユーイ。

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▼白い花輪の冠と胸にかけたレイ、薄緑地に赤と白の大きな花柄のスカートのいでたち。チャーミングな顔立ちにアグネス・ラム(タイガーOさん、ちょっと古いでっか)を思い出す。

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アカン、アカン。遺跡の発掘現場を見るのが目的だった。こんなとこで道草くっとったら…。

フラダンスに見とれとる院生4人を促し、後ろ髪を引かれる思いで発掘現場へ。



▼旧相国寺境内の発掘現場にやってくると、まるで戦場だ。やたらだだっ広い。中学校の建物を解体したら、やけに空が広くなった。

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▼自然石を立て並べた遺構。相国寺(1282年創建)の塔頭(たっちゅう)跡の施設だ。掘っとる調査員自身も性格がようわかっとらん(汗、汗)。

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▼南北に流れる川の護岸石。大きなチャートや花崗岩の自然石を使っている。

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▼葉が赤くなりだしたハリス理化学館前のサクラ。思わずショット。遠くに重文のクラーク館。

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5時を回って、『卒業記念アルバム』のゼミ写真を撮るため、再度、今出川キャンパスに。


▼ライトアップされたクラーク記念館のタワー。昼間と違って、煉瓦の色が一段と鮮やか。幻想的な雰囲気さえ醸し出す。

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▼ライトアップされたチャペル(重文)。サクラの葉が赤く紅葉。昼間の雰囲気ともまた違う。

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ほんま、今日は忙しくも充実した(?)一日だった。

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ジャンル : 日記

京田辺校地は紅葉の真っ盛り

11月8日(月)。朝方、少しだけ雨がぱらつく。

1週間ぶりに京田辺校地に足を運ぶと、キャンパスの木々が紅葉・黄葉のピークを迎えていた。


授業の合間に、愛用のコンパクト・デジタルカメラを手に、今年の京田辺キャンパス名残りの紅葉を愉しむ。

キャンパスを足繁くいきかう学生たちは早くも冬衣装だ。女子学生のマフラー姿もちらほら。


どういうわけかこのキャンパス、紅葉の王ともいえるモミジ、カエデの木が見当たらん。


風に吹かれて葉がヒラヒラと舞い落ちる情景になにか哀れを感じさせる。


キャンパス内では、落ち葉を掃く清掃員があちこちで悪戦苦闘中。

掃いても掃いても風が吹くと落ちてくる落葉を恨めしげに箒で掻き集める姿が気の毒で、「落葉が済むまで待ったら」と声を掛けると、「そうはいかん」という視線が返ってきた。

この時期は、清掃員泣かせらしい。

以前は落ち葉焚きの風景も晩秋の風物詩だったが、それも途絶えてしまった。

幼少の頃、落ち葉焚きのなかにサツマイモを埋めて焼き芋を食べた記憶がよみがえってきた。




▼ラーネット館(図書館)前の芝生も冬枯れ色に染まりはじめた。

P1010029_convert_20101108191156.jpg(クリックすると、画像が拡大)




▼移転後25年を経過し、常緑広葉樹と落葉広葉樹を取り混ぜた街路樹も生長。煉瓦色の建物とマッチしてきた。

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▼植樹されたケヤキとクスノキがずいぶん生長した。

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▼サクラの紅葉をアップ撮影。黄色、橙色、柿色の発色がえもいえない。

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▼多目的ホール前の紅葉。ベンチで学生たちが談笑。右奥は落ち葉の絨毯。

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▼生協前のケヤキの黄葉。黄緑がかった葉が目にやわらかい。

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▼育真館教室から見たガマズミの紅葉とケヤキの黄葉の取り合わせ。

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▼窓外のガマズミの紅葉。1週間前に比べて一段と赤みを増す。真紅の葉が周りを圧倒する。ところどころに小さな赤い実が残る。

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ジャンル : 日記

上御霊社界隈の散策

11月4日(木)。快晴。

抜けるような青空の一日。屋内で授業するのがもったいなく、ゼミ学生、TAを連れて相国寺、上御霊社(御霊神社)付近を1時間半のコースで散策し京都の歴史を体感する。れっきとした学外授業だ。

ついでに新着のNikon一眼レフカメラD7000を携えて試し撮りも。ただし、太陽光線が強く、絶好の撮影日和にはほど遠い。

住宅地を抜け、御霊神社の南門をくぐると、社叢の木々は紅葉には遠く、カエデ、イチョウの葉はまだ青々としている。



相国寺の北方数百メートルに位置する「上御霊神社(かみごりょうじんじゃ)」は、奈良時代末から平安時代初めにかけ非業の最期を迎えた八柱(八所御霊)を祀る。

このころから、非業の死を遂げたひとの霊は祟り、疫病や天災をもたらすという信仰のもとで「御霊(ごりょう)信仰」が盛んとなった。こうした信仰は日本独自のもので、「国風文化」のひとつにかぞえてもよい。

八所御霊には、早良(さわら)親王、伊予親王、藤原吉子、藤原仲成、橘逸勢(たちばなのはやなり)、文室宮田麻呂(ふんやのみやたまろ)を中核に成立したもので、残りの二人は井上(いのえ)内親王、菅原道真、吉備真備、藤原広嗣、他戸(おさべ)親王など諸説がある。


社伝によれば、平安遷都以前にこの地にあった出雲氏の氏寺(上出雲寺)の鎮守神とするが、諸説あって定かでない。

史料に「上御霊神社」の名が現われるのは室町時代以降とされる。


境内は「御霊の杜」とよばれ、応仁元年(1467)正月、畠山政長と畠山義就の合戦がおこなわれ、応仁の乱の発端となったところとしても知られる。


舞殿の前に絵馬殿があり、下で小学生の男子3人がたむろしていた。声を掛けると、宿題をやっているという。ほほえましい光景だ。

絵馬殿は、町中に神社が位置するせいか絵馬の保存状態がよくない。

社伝の裏側に回ると、ふるさびた二十一社の摂社の祠が並んでいた。


▼西向きに立つ鳥居と楼門。

DSC_0026_convert_20101105091642.jpg(クリックすると、画像が拡大)



▼西面して立つ荘重な楼門。

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▼舞殿。

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▼本殿。享保18年に下賜された宮中の賢所神殿を移したものとされる。

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▼昭和四十五年に奉納された絵馬。

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▼珍しい巨大な羽子板の絵馬。牡丹の花が描かれている。

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▼皇紀2600年(昭和15年)に献納された神武天皇の像を描いた絵馬。奉納者は「愛国婦人会室町分会」とあり、戦中のこの地域の歴史の一端が見てとれる。

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▼騎馬武者を描いた絵馬。鍬形の前立てをつけていることから源義経を描いたものか。奉納年不明。

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11月18日には「火焚き祭」の神事がおこなわれるという。もう一度出直すとするか。

テーマ : 雑記
ジャンル : 日記

紅葉の奔り

今日から11月に突入。

今年も残りわずか2カ月。駆け足で月日が過ぎゆく。


昨日の雨が午前中に少しのこったが、午後になって雲間から青空が顔を覗かせる。

京田辺校地に足を運ぶと、一足早い紅葉が。

1週間前と比べて紅葉が一段と鮮やかに。

ここ数日の気温の急激な低下と夜来の雨が、紅葉をにわかに早めたのだろう。

雨上がりの空に陽光がさし、紅葉がいちだんと鮮やかに。

撮影にはコントラストが強すぎるが、身勝手は言っておれん。来週に来るころにはピークを過ぎてるかも…。

学生が少なくなる授業時間を待って、鞄の中から愛用のOLYMPUS SP700をやおら取り出し、ショット。




▼育真館前の紅葉。カツラの黄色の葉から淡いピンク色の葉へ移り変わるグラデーションがなんとも美しい。

P1010014_convert_20101101204918.jpg(クリックすると、画像が拡大)




▼育真館前。同じカツラなのに上と下で色合いが異なる。雲間から差した側光が紅葉を一段と鮮やかに。

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▼報辰館前。紅葉したサクラの梢。風が吹いたら、いまにも葉を散らしそうだ。

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▼報辰館前。深紅のガマズミの紅葉(手前右)。奥にケヤキの葉が黄緑に染まる。左手に常緑樹のカシの木。

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▼理工学部の中庭で見つけたカリンの木。たわわに実をつける。

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▼黄色く色づいたカリンの実。果頂に雨雫を載せ、なんとも瑞々しい。近寄ると芳香が。

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一足早い紅葉を堪能した一日に満足。来週は「一休庵」でも訪ねるとするか。

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