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京都北山通のケーキ屋さん

ここ2週間、雑用と原稿書きに追われ、ついついブログ書くのを忘れとった(アカン)。


19日に関西もついに梅雨入り宣言。去年より、1週間は早い。

ここんとこ連日、雨がそぼ降る。シトシト、ピッチャン。

鬱陶しいこと。こりゃ、本格的な梅雨だわい。



ブログネタに困り、15日の「葵祭」見物のときに寄った北山通の菓子屋さんの記事でつなぐことに(トホホ)。

この店には、3年前から愛弟子が勤務。その子と同期の子を連れ、葵祭りの見物後フラリと。


この日は、葵祭と重なり、見物がえりの客が店の前で空席待ち、30分ほど待たされて入店。


順番が来て案内されたのは中庭のテーブル席。ここの席は初めてだ。丸いテーブル席が2組だけある。

室内席と違い、天井が高いので頭を押さえられるような圧迫感がない。

室内とは一味違う空間だ。



▼「マール・ブランシェ」の店構え。表通りに面してケーキコーナー。その奥に喫茶室。

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(クリックすっと、画像が拡大)



▼中庭の壁と天井。ベージュ色の壁で落ち付いた雰囲気だ。

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▼席に着くと、ウエイター(初めて見たど)が今日のケーキの見本をもってきた。この4月からケーキの種類が一新!!!。アチャ、2種類ほど売り切れだ。

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ケーキと飲みものの注文が来るまで、時間をもてあまし、首をまわして被写体を物色。


▼壁のおしゃれでかわいいランプ。緑の葉の花壇が壁の色にマッチしとる。ベージュ色の壁のタイルもなかなか凝っとる。これフランス風のデザイン?

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▼青白い白色豆灯のイルミネーションがさりげなく幹を飾る。なかなかの配慮だ。

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▼ガラス窓に映ったイルミネーションの豆灯を撮影するのに苦慮。ISOと露出補正を細かく変えて撮影に成功。小さな光の点を捉えた難易度の高い写真だ。

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▼庵主注文の抹茶ケーキ。バウムクーヘン版。ゴックン。味は思ったよりグッド。さすがマール・ブランシェ。緑色を出すため、ややハイキー気味に撮影。

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▼連れの注文品。てんとう虫が乗ったクリームケーキにアイスクリーム。それにキウイとイチゴ。ゴージャスだ。

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▼ケーキをついばむのに余念のない連れ。ケーキにはまっこと目がない子だ(アハ)。

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店を出るとき、抹茶ロールケーキを買って円亭への手土産に。

結局、甘いものに目のない女将の独占物に…。こっ、こんな筈じゃ…(汗)。

後日聞いたら、しゃ~しゃ~と「3日分の朝食代わりになりまっした」と!。トホホ。

女性というもの、齢にかかわらずケーキちゅうものには目がないようだわい。

常連のK瀬さん、これっ、どない思われまっすか????



梅雨の一日、ひねもすゴロゴロの庵主
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テーマ : 雑記
ジャンル : 日記

雅な京都葵祭

今日5月15日は、京都三大祭りのひとつ「葵祭」(別名「賀茂祭」)だ。

晴天の日曜日とあって、今年は例年にも増して多くの見物人が巡行の沿道に群集。

気温も28℃まで上がる。半袖のいでたちで十分。


下鴨神社、上賀茂神社の祭礼で、陰暦4月の「中の酉の日」におこなわれる習わしだったのが、いまは5月15日に。

斎王(賀茂神社に奉仕した未婚の皇女)、勅使、神職、女官、雑職ほかに扮した約500名が京都御所から下鴨神社を経て上賀茂神社まで、平安朝の古式豊かな衣装を身にまとい輿、牛車、騎馬、徒歩巡行する。

祭名は賀茂神社の神紋である「フタバアオイ」の葉を牛車の簾や衣冠にかざしたことに因む。

古くは、京都で「祭」と言えば、この葵祭を指した。王朝風の雅を今にとどめる古式豊かな春の祭礼だ。

昨年は、あろうことか、この祭を見逃した。

「今年こそは」とこの祭りを見たことのない連れを誘い、高見(?)の見物と洒落込む。




午後3時頃、北山橋西詰の上賀茂街道で巡行を見物することに。市街地の巡行沿道は混雑し、撮影ポイントを確保するのが難儀のため、この場所を選ぶ。

ここなら、道の両側に植えられたケヤキやサクラの木が新緑の美しい若葉をさしかけ、暑い陽射しを避けることができる。

北山橋に着いた頃には、ちょうど列の先頭が信号待ち中。

早速、見物の人波が切れた撮影ポイントを物色。植え込みの切れたところに場所を占め、低いアングルから
のショットを狙う。ズームと広角の両方を使えるレンズに交換し準備OK。


信号が青になっても、行列は動く気配がない。終着点の上賀茂神社をまじかにして、整列に時間がかかっている模様。

やがて、騎馬警官の先導で行列はゆっくり動き出す。

行列の面々は長い距離を行進したせいで、さすがに疲労の色を隠せない。

馬や牛も暑さと疲労でバテ気味だ。



▼北山橋付近の緑豊かな賀茂川河川敷。左端の土堤が上賀茂街道。奥に御園橋。この橋を渡った右手に上賀茂社がある。

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▼パトカーに続き、女子騎馬警官が先導。背筋を伸ばし、乗馬姿が凛々しい。

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(クリックすると画像が拡大)



▼行列の先頭を切るのは検非違使か。

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▼白馬の飾り馬に乗るは勅使か。白馬に赤の馬装が引き立つ。

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▼祭礼具を担いだ白装束の雑職。

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▼白馬の神馬。付き人はいずれも草鞋を履く。

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▼一頭の牛が引く牛車。ウシもきつそうだ。軒から下げられた藤の花が風にそよぐ。

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▼葵紋の馬面をつけた白馬にまたがった高官。こっちが勅使かな?。ウウッ、御者のひとりは彫りの深い外人さん。

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▼馬面の拡大。花の毛彫りがなかなか凝っとる。

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▼手にするは宝珠形飾り。

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▼ヤマブキの花笠。相当な重量のためか担ぎ手がここで交代。

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▼行列の中ほどに葵祭のヒロイン斎王が車輪付きの輿に乗って登場。

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▼艶やかな十二単姿の斎王。頭髪飾りのデザインと髪に挿したアオイの葉が…。

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▼斎王のアップ。冠(頭髪飾)も決まり、凛々しく、なかなかの美形だ。

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▼斎王と同じ冠をつけた徒歩姿の巫女?。あるいは斎王代か?

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▼白馬にまたがる女官。

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▼朱笠の上にサクラの造花。


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▼三つ葉葵紋の太鼓。この後に鉦がつづく。

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▼火焔形の飾り中央に吊り下げられた鉦。

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▼鮮やかな緋色の装束を身にまとった稚子が手綱を引く牛車。

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▼ウシもバテ気味。口からベロを出しとる。

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小一時間ほどの見世物なれど、たっぷり目の保養をさせてくれた。

規模盛大、京都ならではの雅な祭だ。

美しい若葉の訪れとともに季節の移り目を感じさせてくれる祭例だ。

これも豊作を祈念する予祝儀礼か。

隊伍のひとたち、長途の巡行ご苦労様。



テーマ : 今日の出来事。
ジャンル : 日記

韓国のカチガラス

韓国で見た鳥といったら、カチガラス一種だけ。

カラスといっても、日本のカラスに比べたら二回りも小さい。胸と羽の一部が白いのがトレードマークだ。

この鳥は、地上に降りては餌をもとめて、せわしく歩きまわる。

その歩きまわる格好がなんとなくユーモラス。

警戒心が強く、2~3mの距離まで近づくと、サーッと飛び去る。そのためズームレンズが不可欠だ。

飛翔すると、翼の白い羽の部分がやけに目立つ。

その美しい飛翔姿をレンズにしっかり収めるのが難しい。その写真を見ないのもわかる。



韓国の田舎を旅行していると、枯れ枝を集めてつくった巣が高い木の梢にいくつも視認される。

韓国の人たちには、春を運ぶ鳥として愛されている。本格的な春の到来に先駆けて、渡ってくるらしい。

その喩えがいい。


日本では、佐賀平野で大木に掛け巣が見られるが、この鳥が掛けたものだろう。


▼南漢山でみたカチガラス。

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(クリックすると、画像が拡大)



▼カチガラスのアップ。

カチガラス切取



▼高木に掛け巣。持ち主の姿は見えない。

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テーマ : 雑記
ジャンル : 日記

韓国の子供の日

5月5日。快晴。ここ数日天を覆った茫漠とした「黄砂」が遠のいた。

午後帰国するので、大会行事が予定されている全谷里へは行かず、午前中はホテルの部屋でゆっくりくつろぐ。


朝、窓の外を見やると、白いテントが立て並べられた通りにやけに人だかりが。

普段ひっそりしているホテルのロビーも人だかり。ホテルの外に踏み出すと、人、人、人……n。地から湧いたか、はたまた天から降ったか。

ビル影の芝生にもテントを張って、親子連れで寝そべっている。平和そのものだ。



今日は「子供の日」だ。

韓国でいつから「子供の日」が設けられたのか定かでない。ひょっとして、日本の植民地時代の名残りか?。

しかし、日本のように鯉のぼりを揚げる習慣はない。




市街地のテント村に脚を向けると、本屋のブースが軒を並べている。

ここは、そういえばブックセンターの街だった。

子供の日にあやかって、子供向けの本を売るのが狙いらしい。なかなか商魂たくましい。




▼韓国に来て6日目にしてやっと青空が覗く。今日は漢江を挟んだ対岸の江華島もくっきり。

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(クリックすっと、画像が拡大)



▼街の通りにテント村が出現。右手奥の山は北朝鮮。その奥に砲撃を受けた延坪島がある。

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▼木陰で弁当を広げる家族連れ。平和な光景だ。

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▼メイン会場の街路。今日だけは歩行者天国。

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▼出版屋のビル。ビルの中でも即売会が。

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▼段ボールをキャンバス代わりに子供たちを描いたイラスト。


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▼スイカをほおばる少年とサッカーボールを踏みつける女子ナショナルチームのお姐さん?。

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▼鳥に乗って天がける母子。

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▼メルヘン調のネコの絵。このネコ、どんな夢を……。

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14:00にタクシーが迎えに来て、金浦空港へ直行。

6日間の滞在を終え、仕事が待ち受ける日本へ帰国。

関空便は日本人で満席だ。たいていは買い物ツアー客だ。免税店は韓国ウォンを消費するのに躍起だ。

2軒しかないロッテ免税店は商売繁盛。関空の免税店とは好対照。



テーマ : 雑記
ジャンル : 日記

エクスカーションで丹陽へ

5月4日。今日も黄砂で遠くの山が霞んでいる。

今日は学会につきものの「Excursion」の日。いわば遺跡・博物館を訪ねる遠足みたいなもの。

緊張感に包まれた学会発表を終え、皆リラックスし、表情もほころんでいる。

行先に公州(忠清南道)と丹陽(忠清北道)の2つのコースが用意された。公州は昨秋の学会で訪れていたので、まだ完成してから脚を運んでいないスヤンゲ博物館のある後者をセレクト。

丹陽は半島を南北に貫く太白山脈の西麓にあり、宿舎のある坡州(Paju)からバスで3時間(高速道経由)の距離にある。

町を取り巻く石灰岩の山々、緑の渓谷と清んだ渓流、それに洞穴遺跡や開地遺跡が集中し、韓国版「レゼージー」(旧石器時代洞穴遺跡が集中するフランス西南部の村)だ。

庵主は1994年と2003年に2回訪問したことがある。


特にスヤンゲ(垂楊介)遺跡は、忠北大の李隆助教授(現韓国先史文化研究院理事長)によって調査され、毎年記念シンポジウムが開かれ、いまや世界的に有名となった。李隆助教授の功績だ。

ここから出土した石器(剥片尖頭器)は、日本の九州から出土する石器と瓜二つ。2万年前頃に朝鮮半島から九州に人類が渡来した証拠だ。

庵主が1987年に発表した論文で初めてそれを指摘し、いまや定説となっている。

新しくできたスヤンゲ博物館は、スヤンゲ遺跡第1点を見下ろす河岸段丘上にある。ここも遺跡だ(写真参照)。


博物館前にバスが到着すると、いつ全谷里から帰ったのか、その李教授が暖かく出迎えてくれた。

館の外に、これまでに氏が手掛けた忠清北道内の遺跡から発掘された代表的な大型石器が並べてあった。

外国の研究者たちが歓声をあげながら、手に取って観察する。写真撮影も自由だ。

この辺のもてなし方は、お手のもんだ(笑)。



さらに博物館の裏手で旧石器遺跡の発掘調査がおこなわれていて、お膳立ても抜け目がない。

中国、インド、イスラエル、フランスからやってきた研究者とトレンチの地層断面を見ながら即席のディスカッションが始まった。石器を包含する地層の年代をめぐって喧々諤々の議論となった。

ここで、研究者たちの地層の見方と経験の蓄積が試される。

まさに議論百出。学会での発表の縮小版を見る思いで、これがまた面白い(アハ)。



▼スヤンゲ博物館の外観。

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(クリックすると、画像が拡大)



▼館前のシンボル「スヤンゲ人」銅像。

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▼屋外に展示された出土品。これぞ韓国版ハンドアックスだ。

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▼博物館の横で発掘調査中のトレンチ。大きな河原石がゴロゴロ。ここからハンドアックスが出土。

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▼スヤンゲ遺跡第1地点付近の遠望。ダムの建設で遺跡地は水面下に没している。

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現場でのホットな討論が終わると、博物館内の展示に案内される。

時計を見ると、昼食時をとっくに過ぎている。体内時計が昼食をしきりに訴える。

博物館の外の木陰で、おそろいのリュックと制服の園児たち(ボーイスカウト?)がお弁当を広げている。

弁当の中身を覗くと、お巻きにソーセージ、玉子焼きetc、おいしそうだ。

思わず飛び入りしたい気持ちに。



▼車座になって昼食中の園児たち。

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スヤンゲ遺跡の出土品を豊富に展示し、全谷先史博物館と違って研究者の目を意識した博物館だ。李教授の展示コンセプトがひしひしと伝わってくる。



▼エントランス広場の巨大なマンモスゾウ。シベリアで出土したものがモデルに。

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▼ガラス張りの床面の下にあるスヤンゲ遺跡第1地点の遺構展示。

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ひととおり展示品の解説が済んで、スヤンゲの街にある「石造料理」の看板を掲げたレストランへ。

皆、目の色が変わった。

保温効果がある滑石製の石鍋でご飯が炊かれ、内壁や底に着いたオコゲに熱湯を注いで粥状にして食べる。香ばしさがまた食欲をそそる。

マッコリ(白濁酒)も振る舞われ、中国から参加した若者たちに勧められる。



昼食後、対岸の国道からクム洞窟を遠望した後、丹陽の名勝地「三譚縞」に案内され、記念の集合写真。



▼クム洞窟遺跡の遠望。南漢江が形成した低位段丘面上に開口する。ここからもハンドアックスを出土。河床勾配が緩いため、ほとんど水の流れを感じさせない。

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▼丹陽の名勝地「三譚島」。石灰岩の岩が三つ並んで水面からそそりたつ。黄砂の飛来を強調するために温白色灯のホワイトバランスで撮影。

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帰途、メンヒル(立石)がある丹陽角基里遺跡に立ち寄り、ここで中国から参加したグループと分かれる。


▼角基里の立石。男女を象徴する1対の巨石が立っている。村里の入り口に立てられ、悪霊・悪疫を追い払う意味があったものらしい。青銅器時代に比定。

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丹陽をあとにして、ソウル市の南郊にある南漢山国立公園内のレストランで公州組と合流し、一緒に夕食をとる予定が組まれていた。

20余回の訪韓歴をもつ庵主も、ここを訪ねるのは初めてだ。

高速道を降り、サクラの花をまぶした新緑の樹叢に包まれた南漢山の狭い山道をバスが登る。道の脇に切れ目なくレストランが軒を並べる。

年配のハイカーの姿もチラホラ。ここはソウル近郊の行楽地で、トレッキングにもってこいの場所だ。

この山には山城(南漢山山城)がつくられ、古来、ソウルの南側を護る軍事拠点だった。

標高が高いので、平地よりサクラの開花が1週間ほど遅れる。いまが見ごろだ。


▼新緑に染まる南漢山。若葉が目に優しく、また美しい。

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▼南漢山の満開のヤマザクラ。

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▼伝統家屋のレストラン。草ぶきの屋根と背後の新緑が見事にマッチ。絵になる場景だ。

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南漢山の駐車場に到着しバスを降りると、太鼓、銅鑼、鉦からなる民俗楽器の愉しそうな音色と、どなりたてるような声がスピーカーから流れてきた。

なんだ、なんだ????

音色の発生源に吸い寄せられていくと、小学校の校庭に人だかりが。

校庭の中央に1本の木柱が立てられ、木柱の先端近くから五色の長い布が放射状に延び、各色の布の端を子供たちが手にしている。

音頭と指揮者の指示に合わせ、五色の布を交錯させながら子供たちが柱の周りを巡る。

すると、五色の布を織りなした見事な木柱ができあがる。ひととおり織りなされると、手と手をつないだマスゲームが始まった。

反歌(パンソリ)にあわせて、婦人たちが月夜の浜辺で輪になって踊る風習を連想させる。

新春の到来を集団的に祝う古くから伝わる民俗行事なのだろう。


こんな伝統がソウルという大都会に近い山間部に残されているんだ。これには感動した。

実に面白い行事を見せてもらった。




▼校庭で行われていたお祭りの歌い手、囃子手。

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▼子供たちが掛け声と唄に合わせて五色の布を柱に織り込んでいく。

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▼五色の布で飾られた木柱。

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今日は、さまざまな場所を訪れ、有意義な体験をさせてもらった。

22時前、ホテルの部屋にたどり着くと、よろけるようにベッドに倒れた切り、朝まで爆睡(アハ)。



テーマ : 日々のつれづれ
ジャンル : 日記

学会3日目

5月3日。大会3日目になると、緊張感もほどけ、ややだらけた感じに。

それでも、必死に研究発表にかじりつく。

興味を抱いた研究発表は、スライドの画面を一眼レフデジカメで撮影。

発表内容はピンからキリまで。ひどいのはハサミとノリで仕上たようなケースも。これは若い人に多く、悲しいかな自分のオリジナリティーがない。まるでピーマン。

なかには破たんした師匠の仮説を臆面もなくぶち上げる若手研究者も。思わず耳をふさぎたくなる。



フランスの遺跡名に因むアシューレアン国際シンポジウムは、参加者の誰しもが感じたであろうが、フランス先史学研究のプロパガンダそのものだ。

フランス先史学の巨頭アンリ・ド・リュムレーみずから、フランスの研究チームを率いて意気揚々と乗り込んできた。


▼フランスの大家アンリ・ド・リュムレー。やややつれた感はあるが、80歳代になってもなお元気だ。

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▼なんと駐韓フランス大使までも動員。

フランス大使



ボーイッシュなヘアスタイルでエレガントな女性駐韓国フランス大使もソウルから駆けつけ、フランス主導の国際会議に一役買う。なかなかやるわい。

ウーム、この心にくい演出には唸らせられた。

外国で催される自国にまつわる国際会議を国を挙げてバックアップするのは、さすが文化大国だ。

一瞬、どっかの国の外務省に爪の垢でも煎じて飲ませたい衝動に駆られる(笑)。

ド・リュムレーの前では、韓国の研究者たちがおもねる態度をとるのが、なんともみっともない。

配下のフランス人研究者がすべて英語で発表しているのに、フランス語一点張りだ。しかも通訳は韓国語のみ。発表時間には1時間割り振られている。しかも話の内容が概説でつまらん。



会場で気づいたのは、トップレベルのアメリカ人研究者の姿をほとんど見なかったことだ。これが何を意味するのか、読者にはおわかりだろうか…。

いささか毒舌が過ぎたが、日本の研究者たちよ、世界のレベルに臆することなかれ!!。

庵主の発表は、青い目の研究者に心胆寒からせたこと疑いない。

それにしても、日本からの参加者は被災地の仙台から2人、東京と京都からの計2名と、なんとも寂しい。

隣国での開催という国際的な義理もあろうに…。




休憩時間を利用して、再度、博物館の展示をじっくり見学。


▼博物館の展示ホール。中央に人類進化のジオラマ。巨大なマンモスゾウと二角サイが見る者を圧倒。

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▼マンモスゾウの骨でつくった家の復元。ウクライナのメジリチ遺跡がモデルだ。

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▼英国のリバプール大から来た研究者。リバプールといえば、ビートルズの発祥の地。カラオケ行ったらビートルズのナンバーを歌いそうだ(アハ)。

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▼上記発表者のスライドに出てきたヒヒ。目がなんとなくこわい。夢に出てきそうだ。

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▼ミュージアム・ショップのコンドルのマスコット。目がユーモラスだ。このショップには、恐竜の積み木まで置いてあった。ここ、自然史博物館???

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▼大会の花。韓国人離れした顔立ちのチャーミングな大会スタッフ。今大会の裏方をつとめるひとりだ。ワンピースの上に濃紺のジャケット姿がきまっとる。

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大会3日目ともなると、韓国食にも飽いてくる。

そこんとこを見透かして、今日の夕食は臨津江の岸辺近くにあるHerb Village農場のレストランで洋食ディナー。

広大な会場に入るなり、西洋人たちの目の色が変わるのを見てとった(笑)。

Herb茶を栽培するこの農場は広大な敷地に建つ。レストランがまた垢抜けしとる。

聞けば、退職後に親族の汚職で鞭打たれた元大統領の子息が経営する店らしい。

2001年以来、調査でこの地をたびたび訪れたのに、この店に連れてってもらったのは今日が初めてだ。




▼夕食に訪れたHerb Village農場の中庭にて中国、英国、インドからの出席者とともに記念スナップ。

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▼Herb Village農場のレストラン入り口に立つシェフ像。

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▼臨津江の近くにある粋なハーブ農場レストランでの会食。メニューは洋食だ。なかなか美味だ。連日韓国料理が続く中で、ヨーロッパやインドから来た参加者には喜ばれたに違いない。この辺のはからいが国際会議には欠かせない。

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レストランからホテルへの帰途、全谷先史博物館に寄った。

昼間見るのと、またイメージが違う。

チューブ状の壁面のところどころに穴が開いていて、そこから内部の光が漏れている。

半月や星空をバックに、まるで「スターウォーズ」まがいの宇宙ステーションだ。

設計者の意図を垣間見た思いだ。




テーマ : 雑記
ジャンル : 日記

韓国の春を彩る花

国際学会2日目。好天に恵まれるが、黄砂の飛来が激しい。

午前中の最後の発表に割り振られ、よくあることだが発表時間が長引き、すでに12:10を過ぎた。

冒頭に「お腹が空いているでしょうから、早く発表を済ませる」と言ったら、会場から爆笑が。

ひとり20分の割り当て時間を15分で切り上げると、司会者から感謝された。


昼食時にレストランの庭先で咲いている花々を見つけ、激写。

種類は日本で見るのとあまり変わらない。


▼サクラ?

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▼杏子の花

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▼サクラ

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▼スミレ

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▼ツツジ

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▼スミレ

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▼レンギョ

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▼タラの芽

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テーマ : 今日の出来事。
ジャンル : 日記

韓国全谷博物館オープン

5月1日。好天に恵まれるも黄砂の飛来が多く、遠望が利かない。

今日は学会2日目で、DMZの板門店、台風展望台を経て先月25日にオープンしたての全谷先史博物館をエクスカーション。

朝9時出発が、ぐずぐずしてバスが出たのが9時半過ぎ。

どうも世界各国からの参加者の時間感覚はまちまちだ。

まずは臨津閣へ立ち寄り、韓国軍のチェックポイントで一時停車し、臨津江を渡り板門店へ。

板門店のJSA(イ・ヨンエ主演の映画「JSA」の舞台となったところ)司令部の前で停車し、降りるものと思いきや、Uターン。なんじゃ、これ!?。

そこからDMZ(非武装地帯)韓国側哨所の台風展望台へ。ここは観光客に公開されている。

途中の韓国軍の若い兵隊が詰めるチェックポイント(検問所)で停車し、パスポートを預ける。

ここから台風展望台へは山麓を縫い狭い尾根道をのぼっていく。両側は地雷原だ。1本の鉄条網が張られ、ところどころ「mine」と記された小さな標識がつりさげられている。

尾根道を登り詰めたところに駐車場があり、その上に展望台がある。

平坦にならされた頂上には、北側を見下ろす巨大なキリスト石像をはじめさまざまな石碑、モニュメントがある。

鉄条網付きの高いネットフェンスが尾根伝いに延々と続く。現代版「万里の長城」だ。ここから眼下に臨津江と北朝鮮領を一望できる。

北朝鮮側を撮影するのは禁止だ。随所に韓国兵が絶えず監視の目を光らせている。



▲黄砂に霞む屋外。漢江の対岸にある江華島がほとんど見えない。空の色が黄色い。

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(クリックすると、画像が拡大)



▼河口に近い臨津江(イムジンガン)。手前の橋は板門店に通じる。

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▼JSA前の標識。国連軍を構成するアメリカ、韓国、イギリス、オーストラリアの国旗が描かれている。

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▼緊張感に包まれた韓国軍のチェックポイント。ここでパスポートを預ける。

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▼チェックポイントで見たサクラ。いまがピークだ。

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▼ほんのりピンクがかったサクラ花のアップ。

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▼台風展望台への途中に見えた臨津江。南に向かって悠々と流れる。撤去された橋の橋脚が水面に突き出す。

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▼台風展望台の哨所。建物の2階には付近一帯のジオラマがつくられ、兵士が流暢な英語で説明してくれる。

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▼翻る国連旗と韓国国旗。

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▼黄砂にかすむ北朝鮮領。屈曲する臨津江。この川の真ん中に休戦ラインが走る。

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▼北側を見降ろすように立つキリスト像。戦死した米兵を鎮魂するために立てられたものか。

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4月25日にオープンしたほやほやの博物館だ。建物の外形がひときわ奇抜だ。一見、宇宙ステーションを連想させる。公募によりフランス人建築家に設計させたという。

館内に入ると、まだ塗装のにおいが漂う。開館間もないことから、入場者も多い。

全谷里遺跡から出土した西洋梨の形をしたハンドアックスが展示の目玉だ。従来、アメリカ人研究者によって、東アジアにはハンドアックス(前期旧石器時代のアフリカに発し、ヨーロッパ、インドに分布。ホモ・エレクトウスが制作したらしい)は存在しないとされていた。しかし、1978年、アメリカ人が偶然この地でアシュール型のハンドアックスを拾ったことから、注目を集めるようになった。

その後、韓国や中国でハンドアックスの発見が相次ぎ、既定の事実として認められるようになった。

全谷里遺跡は、東アジアにおける発見の先駆けとなったことで知られる。

2001年から2007年まで日韓共同調査がおこなわれ、この遺跡の年代が科学的な方法で30万年前にまでさかのぼることが判明するに至った。


ほかに人類進化、周辺地質、漢灘江の自然と生態系の展示にスペースを割く。博物館前の広大な庭には、復元住居もある。

ここはおすすめのスポットだ。ソウルから1時間足らずで行ける。



▼全谷里の入り口漢灘橋の手前にある巨大なゲート。

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▼全谷先史博物館遠望。

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▼博物館近景。まるで宇宙ステーションを思わせる。

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▲博物館前庭。

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▼博物館入り口。

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▼先史博物館の2階エントランスホール。

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▼入り口に展示され、最初に発見されたハンドアックス。

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▼マンモスゾウと毛サイのレプリカ。

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▼オオカミの剥製。目が鋭い。

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▼天井の照明。色が変わる。

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