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三日月をズーム撮影

最高28℃の暑い一日だった。

日がとっぷり暮れ、裏庭に面したベンチから空を見上げると、隣の建物の上にひときわ明るい三日月が!!。



やおら愛用のデジタル一眼レフを取り出しショットすることに。

1300万画素のカメラ、300mmf4.5レンズ撮影では月が明る過ぎて白飛び(失敗ざんす)。

露出補正で段階的に絞って、やっとマイナス4.7補正でクレーターと月の海を鮮明に写し込むことができた。

被写体が遠いせいか、月面の凹凸を写し込むには300mm(DXフォーマット換算で450mm)では役者不足。

そこで500mm(DXフォーマット換算で750mm)にレンズを交換しショット。これならクレーターまで捕捉可能。

あとはパソコン画面でデジタルズーム。

地球の影に食された部分に接した月面のクレーターは鮮明だ。



最近のズームレンズには手ブレ補正機能が付され、手持ち撮影でも十分耐えられる。

撮影画像の技術革新も目覚ましく3600万画素の一眼レフカメラも出現し、ズームの世界は新局面を迎えた。

この波及効果は測り知れん。まさに想像力が未来を切り拓く。



▼270mmズーム撮影。欠けたところに凹凸が僅かに見える。

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▼500mmズーム撮影。月面の凹凸がはっきり捉えられる。

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▼500mmで撮った新月をデジタルズーム。月面の海もくっきり。

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500mmに2倍のテレコンバーターを装着(DX換算1500mm!)したら、月に着陸するUFO(?)も写し込めるかも…。

庵主は、長寿の仙薬を造る月兎をひたすら探すことに!!!。

見っけたら、仙薬の宅配でもお願いすっかな(アハハ)。


バタやん、500mmの威力ってスゴイやろ。

次は、満月にチャレンジすっかな(笑)。


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テーマ : 今日の出来事
ジャンル : 日記

食べ頃に

5月27日(日)。雨がちの日が数日続き、今朝は抜けるような青空がひろがる。湿度も低く爽快だ。


5日前にアップした裏庭のナツグミの実が急に熟してきて、いよいよ食べ頃に(ウシシ)。

2週間はかかると見とったが、1週間もせずに熟してきよった。

まだ青い実もあって一斉に熟さないのは、食するひとのお腹を気遣ってのことか(手前がってな解釈かな)。

一番熟れたのを摘んで口の中に入れると、甘酸っぱさが口中にホワーッとひろがる。

ウウッ、こりゃ堪らんわい。

デパートの食品売り場にも出ない季節の果実。

2年前に都会育ちのゼミ学生に見せたら、目を丸くして名称も知らんかったのがいた(トホホ)。

今年の子はどうじゃろか???  あまり期待できんかな…。


梅雨に入ったら、初夏を告げるビワ、ウメ、ヤマモモの季節だ。これらもいい。




▼熟し始めたナツグミ。

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 (クリックすっと、画像が拡大)



▼左から完熟、半熟、未熟の実。3色の取り合わせがいい。

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▼長さ2cmもある大ぶり。そろそろ食べ頃かな。陽光を浴び、表面に白い小さな斑紋が見える。

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▼花弁がついたままの半熟の実。

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ここ1週間は、グミの実を狙う不倶戴天の敵である鳥どもとの勝負になりそう。

今年は初めてグミ酒にでも挑戦するとすっか。

テーマ : 今日の出来事
ジャンル : 日記

通りすがりの鴨川公園

5月23日(水)。爽やかな五月日和が午後から曇天に変わる。

大学からの帰りに出町橋の上から鴨川を見やると、水位が減った川に体長70~80cmほどの黒々としたマゴイが3匹遊泳しているのを見っけ!!。

鴨川でこんな大きな鯉を見るのは久々だ。

カバンからコンパクトデジカメを取り出しショットするも…。

写っとらん(トホホ)。こんなときに限ってピントが合わず…。

そこに橋の蔭からカルガモ親子が現われた。今年生まれた子カモが4羽。

しばらくすると、輪を描いて泳ぎ出した。

1羽だけ身体の向きが違うのがいる。こんなの、人の輪にもときどきいるな(アハ)。


橋の上から河川敷に眼をやると、市民の憩いの光景が。

芝の上に寝転がったペアは身動き一つせず爆睡中。

その脇を凧上げに興じる子供が駆けていく。

平和そのものだ。



▼鴨川河川敷光景。

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▼カルガモの親子。

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▼カルガモの親子が輪になった。

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▼セキレイが芝の上で餌さがし中。

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テーマ : 日々のつれづれ
ジャンル : 日記

膨らんだナツグミの実

昨日はどこへ行っても金環日食の話題で持ちきり。あんなの合成写真で簡単に作れんことないな(ウへッ)。

今日はスカイツリーのオープンで、ニュース番組がはしゃぐ。電気の浪費のようにも…。


一夜明けた5月23日。昨夜の深酒が残り、早朝いったん目覚めるも二度寝したら昼まで爆睡(トホホ)。

梅雨が近づいたのか、ここんとこ不順な天気が続く。今日も昼過ぎから雨がポツポツ落ちてきた。

「つれづれなるままに、日くらし、硯に向かひて、心に移りゆくよしなしごとを、そこはかとなく書きつくれば、あやしうこそものぐるほしけれ」

これ、700年前に書かれた兼好法師の『徒然草』の有名な序段の一節。

随筆にかこつけて、京の隠遁者の心境を吐露したものだ。

この一節、硯をブログに替えたら、なにかしら最近の庵主の心情に通じるものが(アハ)。



裏庭のナツグミの青々とした実が日を追って成長。それを眺めるだけでも、毎日が楽しみだ。

あと2週間もすれば真赤っかに熟し、食べ頃に。愛弟子の誕生日に間に合うだろうか…。

不作の去年と違い、今年は円亭や伊万里に季節の風味を届けられるかも。それにミオちゃんの分、ちゃんと確保すっからね(笑)。



昼食のため路地に出たら、路傍のスミレが小さい花をつけているのが目に止まった。

ピンク色の花がなんとも清楚感を漂わせ可憐だ。去年の今頃も路地に咲いた花だ。


本ブログで女性連に人気のドラニャンコども、どこに雲隠れしたものやら外に姿を見せん。

さては最近産んだ子ネコの子育てに専念しとるんかいな…。



▼たわわに実るナツグミの実。

DSC_5636_convert_20120522140618.jpg (クリックすっと、画像が拡大)



▼長さ2cmもある大きな実だ。

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▼小さいが赤く熟しかかった実。

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▼路傍のスミレ。

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▼ピンクの花弁。

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テーマ : 今日の出来事
ジャンル : 日記

葵祭(賀茂祭)

5月16日(水)。晴天。雨で1日順延した葵祭(賀茂祭)が催された。

賀茂神社への勅使奉幣の儀式や使者に葵の葉を飾ったところから「葵祭」の名がおこったらしい。

古くは「賀茂祭(かものまつり)」とよばれ、群衆が集まり走り馬(競馬)や騎射がおこなわれたことが知られる(『山城国風土記』逸文、『続日本紀』)。

『続日本紀』の文武2年(698)3月には、賀茂祭に群衆が集まり騎射するのを禁じた記事があり、振る舞いが騒動に発展したことがうかがえる。

平安京遷都後は、伊勢神宮に次ぐ王城鎮護の守護神として崇められ、旧暦4月の中の酉の日に勅使の奉幣がおこなわれた。まさに国家的祭祀である。

宮中から勅使を派遣する「露頭の儀」、勅使が下鴨社、上賀茂社で祭文を奏上し奉幣・献馬をおこなう「社頭の儀」がある。

1ヶ月にわたっておこなわれる一連の祭儀の最後に上賀茂社で「競馬」がおこなわれたらしい。

『山城国風土記』逸文の記事からすれば、田植えの時期とも重なり、五穀豊穣を祈願する予祝祭儀としての性格が強い。

それにしても、二葉葵(ふたばあおい)の葉を飾る理由が分からん。他の植物の葉ではアカンのやろか…。



行列が下鴨神社に到着するのは11時半過ぎころ。

草庵から下鴨神社まで歩いて約10分。

御蔭通りに面した「二の鳥居」前に着くと、すでに沿道は黒山の人だかり。

深い木立に囲まれた糺の森の参道脇は、すべて有料席だ!。3日の「流鏑馬神事」と違い、立ち見の場所もない。

やむなく出町橋に移動し、人垣の合間からショットすることに。画角が狭く、画面の隅に人影やデジカメが写り込むも致し方ない。

かかる制限から、古式豊かな服飾に身を包んだ官女を重点に激写することに(笑)。

読者の皆さん、王朝風の雅をただよわせる京美女のオンパレード、心ゆくまでお愉しみあれ。



▼新緑が清々しい糺の森。ここは着物姿がよく似合う。

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▼下鴨神社「三の鳥居」。奥に朱塗りの楼門。

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▼朱が鮮やかな楼門。両脇に鉾が立ち、門柱に「葵祭」の札が下がる。

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▼楼門の軒下に飾られた葵の枝葉。

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▼髪に葵の葉を飾った先導役の乗尻。轡を取るのは珍しく女性。

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▼颯爽と白馬にまたがる検非違使。

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▼検非違使志(けびいしさかん)?。上空にトンビが舞う。

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▼藤の花を垂らした御所車(牛車)。牛がへばったのか人が引いているのが面白い。

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▼御幣櫃(ごへいびつ)。注連縄にも葵の葉が。

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▼風流傘。古墳時代の蓋(きぬがさ)の名残り。

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▼黒髪の桂が眩しい命婦。薄紫の芙蓉の花をあしらった打ちかけが気品を漂わせる。

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▼カワユーイ童女。沿道の観客の注文に応じポーズを。

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▼斎王代。葵祭のヒロイン。

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▼命婦。目元が涼やかだ。

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▼斎王代と似た冠・組紐の飾りをつけた舞人?。

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▼駒女(むまのりおんな)。

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▼朱傘を差しかけられた命婦。高貴な身分の官女。前髪に鼈甲の櫛。

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▼青、緑、赤、紫の鳳凰をあしらった着物をまとう命婦。

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▼牛車のウシ。暑さにへばり、御所車の牽引を免除されたか?

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草庵界隈

5月13日(日)。数日間続いた寒気が緩み、黄砂も風で飛ばされ、爽やかな皐月日和に。


草庵の裏庭の上をツバメ?が2羽低空を飛び回る。明日の雨の前兆か。



その飛翔する姿をカメラで狙うも、余りのスピードになかなか捉えきれない。ここぞと思って5000分の1秒で連写した数十カットのうち、姿をとらえたのは僅か数枚。あとは虚空が写るのみ(トホホ)。

飛んでる小さな虫を狙って飛び回っていたようだ。捕える瞬間をショット。



爽やかな気候に誘われ、カメラ片手に京大北部構内を散策。日曜とあって人通りはまばら。

馬術部の馬場で走り回るクロネコを発見。学生たちのマスコットとなっているようだ。

よくなついていて、肩に担がれて部室に消えた。

構内でモモイロハリエンジュ(桃色針槐樹)の大木が薄紅色の大きな花房をつけ壮観だ。

中国で見る槐樹とは異なり、北アメリカ産。

遠目にはサクラと見まごうばかりだ。



▼早くも実が色づき始めたナツグミ。

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▼低空を高速で飛翔するツバメ。尾羽根をピンと立て急降下。


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▼小さな虫を捕える寸前。

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▼京大馬術部の馬場にクロネコが!!。

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▼カメラに気づいたか。

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▼学生の背中に背負われたクロネコ。足元の三毛猫も抱っこして部室に消えた。

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▼ピンク色に包まれたモモイロハリエンジュの大木(京大理学部構内)。

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▼モモイロハリエンジュの花。満開だ。

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テーマ : 今日の出来事
ジャンル : 日記

決定的シーン!!!

去る3日、下鴨神社でおこなわれた流鏑馬神事で起こったアクシデント。

あろうことか騎手がバランスを崩し、あえなく落馬(アチャー)。

一部始終を教え子のカメラが連写でみごとに撮影。撮影の位置取りがドンピシャ。


その決定的場面のコピーをもらったんで、アップすっことに(ウヒョー)。

こんなシーン、撮ろうと思ってもなかなか撮れるもんではない!!。

でかしたぞっ、バタやん!!!。


この落馬場面は、テレビニュースでも流れたそうな(アチャ)。



▼二の矢を放った直後のショット。走路が直線から左にカーブし、馬の制御が難しいポイントだ。

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▼アワワッ、体重が観客席側に寄りバランスを崩す。

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▼乗馬も大きく傾き、こりゃ、もうアカン。

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▼騎手の身体が宙に浮いた瞬間。あとは万有引力の法則にゆだねるしか…。

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▼ウワーッ、地球との衝突の瞬間。あ~あ。

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▼1回転し、うつ伏せ状態に。

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▼必死で立ち上がろうとする騎手。乗馬は目もくれずスタコラサッサ。

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▼目の前を疾風のように走り去る乗馬。鞍がずれとる。これが落馬の原因か。

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この落馬事故、ほんの数秒間の出来事。

乗り手は、額に血をにじませていたが、大事なかった模様。ヤレヤレ。

頭から落下したら、首の骨を折りかねない。

それにしても、騎走の前に腹帯の点検を怠りなく。

テーマ : アヒャヒャヒャ\(゚∀゚≡゚∀゚)/ヒャヒャヒャ
ジャンル : 日記

草庵の庭にも春の訪れ

5月9日。今にも雨が降りそうな天気。

6日に関東地方を襲った竜巻が1900棟の建物を損壊させ、犠牲者までも。昨年から地震、津波に竜巻と天変地異がつづく。

このさき、なにが襲来することやら…。


箱庭のような裏庭にイチハツの花が薄紫の大きな花をつけた。蕾も二つ。

この3月に円亭の女将から株分けしてもらったのが着床したものだ。


庭の中央にあるグミの木も小さな青い実を。

3年前に植木屋が枝打ちして裸同然になり、去年は30個ほどの実を数えるのみだった。

2週間ほど前、小さなアイボリー色の花弁を一斉に付け、早くも実が!!。

梅雨時に真っ赤に熟した大きな実をつけるのが待ち遠しい。


3年前に教え子から誕生日祝いにもらったヤマモミジの苗木も、今年は若葉を茂らせる。一昨年の夏の干ばつで枯れかかっていたものだ。

今年は花木でにぎわう庭作りに精を出すことにするか(笑)。



▼イチハツの花と木賊(木賊)。

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▼イチハツの花のアップ。

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▼今年株分けして植えたユキノシタ。着床に成功(ヤレヤレ)。

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▼昨年には影も形もなかったユキノシタが小さな新芽を。危うく踏みつけるところだった(汗)。

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▼ナツグミの花と実。

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▼復活したヤマモミジ。

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テーマ : 雑記
ジャンル : 日記

上賀茂社の競馬会

5月5日。今日は端午の節句。好天に恵まれ、恰好の行楽日和に。


弟子二人に声をかけ、洛北上賀茂神社で開催される葵祭の前儀「競馬(くらべうま)」を見物に。

芝生の馬場を2頭が2馬身差でスタートし、その差の縮まるか開くかで勝負を判定する神事で、上賀茂社でのはじまりは平安時代の寛治2年(1093)に遡るという。

しかし、『山城国風土記』(8世紀初め成立)逸文には「賀茂祭」の起源について記した面白い記事がある。欽明天皇の世、大風長雨が続き百姓が難儀しているのを見て、天皇が卜部伊吉若日子に占わせたところ、賀茂の神の祟りによるものだという。そこで四月の吉日を選び、馬に鈴をかけ乗り手に猪の頭をかぶらせて駆け馳せさせたところ五穀成就し、天下が豊かで太平になったという。

この叙述のキーワードは、賀茂神(別雷神)、鈴、馬、猪、豊饒であり、農耕祭祀としての性格が読みとれる。

乗り手に猪の頭をかぶらせるのは犠牲獣の名残りであろう。



「賀茂祭」は『枕草子』をはじめたびたび登場し、貴族や武士はもとより庶民にも大人気の神事であった。

昔は日本在来の馬が使われた。去勢していないため、気性が激しく御するのに苦労したようだ。

明治ごろ来日した西欧人が日本の在来馬が去勢されず粗暴なのを見て、「ウマではない」と言ったエピソードも。

心ない観衆か騎手や馬を竹棒でたたいて暴れさせ、乗尻(乗り手)を困らせるなど荒っぽい祭儀で知られた。

また落馬であえなく命を落とす乗尻もあったようで、江戸時代には遺族への補償(田を15年間貸与か米3石を3年間付与)も用意されていた。



馬場の前には賀茂別雷神(カモノワケイカヅチノカミ)の神座が竹矢来の囲いの中にしつらえられ、その前に5本の鉾が立てられている。

2頭の馬が一組となり、200mほどの走路を疾駆する6番勝負。

全速力で疾駆する乗尻の表情を鮮明に写すには、高速シャッタースピードで連写するしかない。

目の前を通過する一瞬を撮影するのは至難で、スタート直後を狙い300mmズームレンズでショットすることに。


神座のある竹矢来の脇にポジションを取り、待つこと1時間余(ジリジリ)にして、やっと競馬が始まる。

あとは画像をたんとお愉しみあれ。




▼上賀茂社の本殿楼門。新緑に朱塗りが映える。

DSC_5434_convert_20120505233213.jpg (クリックすっと画像が拡大)。



▼馬場の前にしつらえられた臨時の神座。竹矢来で囲んである。

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▼神座前の鉾立て。鉾は僻邪のシンボル。

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▼鉾の首に吊り下げられた幡。神紋の葵の葉が鮮やか。

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▼馬場の走路。右手は天蓋がついた招待者席。走路脇に桐の大木。

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▼有料見物席(席料500円)。京都の北郊外にあって交通が不便なせいか、下鴨神社の流鏑馬ほどの混雑ではない。

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▼フランス総領事夫妻も観覧。

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▼観客席後方の櫓に勝負判定人が二人。

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▼乗馬の馬場馴らし。

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▼あでやかな馬装。耳の後ろに菖蒲の葉が。

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▼足軽のいでたちの子供6人が竹の棒を手にして走路を練り歩く。

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▼腰に結わえた菖蒲。菖蒲の葉は剣に似ていることから僻邪のシンボル。

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▼馬場の脇にある桐の巨木に花が。

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▼疾走前に神座に向かって黙礼。

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▼二頭駆けの前に馬場の中央で周回。

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▼疾走前に興奮し暴れ出した乗馬。騎手が振り落とされそうに。

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▼鞭を前方に突き出し、一頭目の馬が疾走。

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▼2頭目も鞭を当て追走。

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▼見目麗しい乗尻(馬の乗り手)。

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▼後発の馬が迫ってきた。馬の脚が宙に浮く。

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▼喚声を上げ疾駆する白面の乗尻。フルスピードで目の前を通過。

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競馬が終わり、近くにある大田神社のカキツバタ園を教え子二人とともに観賞に。

『徒然草』にも「(春の)草は山吹、藤、杜若(カキツバタ)、撫子(ナデシコ)」とある。

尾形光琳の『燕子花(カキツバタ)図屏風』(国宝)はあまりに有名。

訪れると、まだ2~3分咲きだ。5月中旬頃が見ごろか。



▼大田神社の朱塗り鳥居。鳥居の右手にカキツバタ園がある。ここは隠れた観光スポットで、知る人も少ない。。

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▼鬱蒼とした樹叢に囲まれた大田神社社殿。いつも人気のない社殿が今日に限って参詣者が。

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▼カキツバタの観賞を愉しむ行楽客。思い思いにスナップ。

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▼カキツバタ園。まだ2~3分咲きか。あと10日もすれば満開か。光琳もここのカキツバタを目にしたのであろうか。

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▼カキツバタ。剣のような緑の葉と紫色の花弁が上品な印象を与える。

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▼カキツバタの花のアップ。

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夕方、轟く雷鳴とともに雨が一過。

落馬もなく「競馬」の無事終了を喜んでの賀茂別雷神の慈雨か…。

今年は豊作になること間違いなし。


下鴨社の流鏑馬神事

5月3日。雨の予報が見事にはずれ、昼過ぎから晴れ間が覗く。

午後から予定されていた下鴨神社の神事「流鏑馬(やぶさめ)」が気になり、いても立ってもおれず(笑)。

近くに住んでいるカメラ小僧(?)の教え子に声をかけ、境内で合流することに。


1時前、参道に着くと、流鏑馬がおこなわれる参道脇の馬場には観覧席(2000円)が設けられ、その背後(無料)は見物客で溢れている。

報道関係者の指定席に近く馬場を見通せる北側に移動し、見物人の頭越しに撮影できる場所にポジション取り。



流鏑馬は『新猿楽記』(1057)に登場し、鎌倉時代になると騎射三物として犬追物、笠懸とともに武士の兵法修練を兼ね盛んになった。

戦国時代には衰えたが、江戸時代になって徳川吉宗の命により復興された。小笠原、武田、三浦の3つの流派がある。

競技は2町(約218m)の直線コースの「さくり」とよばれる走路でおこなわれ、1尺8寸(54.5cm)の板的を竹串に挟んで3ヵ所に立て馬を疾走させながら次々と鏑矢で射る。

雁股の鏑矢が的中すると、板的は真っ二つに割れ、地面に落下する。

下鴨神社境内では、小笠原流によって5騎の射手が古式豊かな狩装束でおこなう。



主催者側から、馬が驚くのでフラッシュ撮影を禁ずるアナウンス。

競技にさきだち社頭で儀式がおこなわれた後、午後1時半過ぎに馬場に射手が移動し競技が始まる。

全速力で馬を馳せながら鏑矢を的中させると板的が割れ、見物人からドーッと歓声が上がる。

的を外すと、ため息の声が。

馬の走路から的までの距離は僅か2~3m。昔はもっと間合いがあったにちがいない。

1騎、2騎目は無事ゴ-ルするも、3騎目は第3の的の前で鞍が外れ、あえなく落馬。

教え子のカメラは、真っ逆さまに落下する決定的瞬間を撮影(ウヒャー)。

乗馬は射手を振り落としてまっしぐら。主人を置き去りにするとは!!。

射手はおでこに負傷しながらも直ぐ立ち上がり、大事ない模様。

それにしても、勇壮にして命がけの競技だ。

そういえば、落馬が命取りになった鎌倉将軍もいたな。


死と隣り合わせの競技に鎌倉武士はことのほか武勇を鼓舞されたのじゃろう。



▼糺の森を流れる瀬見の小川。若葉とせせらぎが清々しく、リフレッシュにはもってこい。

DSC_5064_convert_20120504075406.jpg (クリックすっと、画像が拡大)



▼若葉が美しい下鴨神社参道(糺の森)。ここの空気はおいしい。新緑に着物姿が似合いそう。

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▼馬場は既に見物客で溢れ、割り込む隙もない(トホホ)。

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▼外国人が観覧席で試し撮り。

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▼競技開始前、ならされた砂の走路に蝶が1羽!!。

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▼ハシブトカラスも頭上の梢に飛来!。さては流鏑馬見物にもやってきたか、大きな黒い眼玉が見降ろしとる。

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▼本殿方向から稚児がヒノキ製の板的をもって登場。その前に重籐(しげどう)の弓、鏑矢。

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▼競技前に従者を従えた騎乗の射手が威風堂々行進。右手の両脇にロープが張られたところが馬の走路。

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▼凛々しい面構え。冠に差した葵の葉が粋だ。

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▼乗馬と狩衣姿の射手。馬はなんとサラブレット!!。

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▼狩衣姿の面々。

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▼3番目の的を前に手綱を放し矢をつがえる。以下、ライブビュー撮影。

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▼馬上で弦を引き絞る。

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▼矢が弦を放たれた瞬間。

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▼みごと的中。右手に割れた板的が。

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▼若葉が萌える神楽丘(吉田山)。

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千年も続く古式豊かな流鏑馬。それを目の当たりに見れる京都というのはやはり凄い。

本格的に撮影するには朝方から来てポジション取りをしなくては駄目だ。

500ミリズームを三脚に取りつけて地表から50cmほどの高さからファインダー撮影すると迫力のあるシーンが撮れそう。

ライブビュー撮影では、どうしてもピントが甘くなるのを避けられん。

物ごとを成就するには、何事も万全の準備が…(汗)。

「失敗は成功のもと」、慰めにもならん。

久しぶりにリフレッシュの庵主

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