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洛北上高野紅葉狩り

11月29日。薄曇り無風。 午後から50パーセントの雨の予報。今日は大学の創立記念日にあたり休講。

早くからゼミ3回生に声を掛け、洛北上高野界隈で紅葉狩りを愉しむことに。

今にも雨粒が落ちて来そうな曇り空ながら、写真撮影には願ってもないコンディション。

毎年、晩秋にゼミ生を連れて行く洛北蓮華寺界隈を、カメラバッグを肩に半日かけて散策。


上高野辺りは、鄙びた旧家と相まって三宅八幡神社、蓮華寺、崇道神社、栖賢寺など紅葉の隠れた名所。

蓮華寺は紅葉のピークを過ぎたが、まだまだ紅葉を楽しめる。

蓮華寺の回遊式庭園の紅葉は、いまがピーク。そのせいか観光客が押し寄せ、額縁庭園のショットを期待して出かけるもアウト。

それを諦め、カメラ小僧・小娘たちとめいめいに被写体を探し、カメラワークを愉しむ。


崇道神社の隣にある栖賢寺(大徳寺派)は、ほとんど知られない紅葉の隠れた名所。寺への入口が分からず、近所の親切なおばあちゃんに入口まで案内してもらう。

6月以降無住持となって境内がやや荒れているが、行楽客がチラホラ。崇道神社の参道から見える深紅の紅葉に魅かれ、木戸の脇から庭先に足を踏み入れ、深紅の見事な紅葉を愉しませてもらう。



▼蓮華寺境内の落葉絨毯。見事なイチョウ大木の黄葉も落ちてしまった(涙)。

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▼庫裡への石畳参道と紅葉。

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▼書院からの眺め。額縁庭園撮ろうにも、座りこんだ観光客が立ち去ろうとしない(ウウッ)。

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▼回遊式庭園の壮観な紅葉。これまで数度足を運ぶも、こんな紅葉を見るのは初めて。中央の松の淡い緑が画面を引きしめる。

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▼池泉と阿弥陀堂。

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▼阿弥陀堂脇の紅葉。

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▼池岸のマンリョウ。

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▼寒椿の花2輪。

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▼鯉も行儀よく紅葉狩り?。望遠レンズの操作で池にかぶさる紅葉を思い切りボカす。

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▼水面を漂う落葉列のシンクロナイズド。これはミラクルショット。

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▼本日の紅葉狩りメンバー。

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▼崇道神社の額と小さな楓葉の紅葉。

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▼紅葉世界から一転、鬱蒼とした緑の樹叢下の崇道神社参道。上方にピンクの椿の花が!。

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▼苔のキャップをかぶった狛犬。

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▼リラックスしたカメラ小娘たちを記念スナップ。

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▼栖賢寺境内の紅葉。お堂の屋根と紅葉がマッチ。

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▼樹間にひっそり立つ十三重石塔。

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▼栖賢寺境内の深紅の紅葉。

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▼ザ・クリスマスツリー(モミの若木にイチョウの落葉のデコレーション)。

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▼高野川とすっかり紅葉した比叡山。夕陽が射すと山が燃える光景が見れるのだが…。

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さいわいにも降雨の予報がはずれ、拾いものの一日だった。

お陰で弟子たちと紅葉狩りを心ゆくまで堪能。

こんな風流を味わえるのも京都ならでは!。
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天井裏に魔物が…

11月29日。夜が白みかかるころ、天井裏で何かしら妖しくも騒々しい物音が…。

爪で天井板を激しく引っ掻くような物音だ。

物音の発生源が閉鎖空間の天井裏なんで、やすやすと正体を確かめるわけにはいかん。

三年前、台所でネコが天井板を突き破って降ってきたことがあるが、何が起きるか分からん古家だけに…。

さては、鵺(ぬえ)かはたまた妖怪、魔物?!。ブルブル。

正体が「鵺」だったら、ちと厭だな。これって凶事の前兆ではなかったかいな??。平安時代に出没した記録はあっけど…。まさか千年の眠りから醒めて、よりによってわが草庵に!!??…。



話を現実に戻して、考えられるところはアライグマかテンが棲みついて巣造りでも…。

そういえば、数日前、娘が台所で黒い動物と遭遇したという。

テンだったら、屋根裏に営巣する話を聞いたことがある。ずいぶん前になるが、夜、庭先を徘徊し、窓の外から部屋の中をジーッと窺っていたのを目撃したことも。そりゃもう、愛くるしい顔しとった。


アライグマも、おばあちゃんの家の庭先で目撃されたこともある。おばちゃんが暫し睨みつけたらおとなしく退散したらしい。実に勇気ある行動じゃわい。

アライグマなんて、もともと日本列島には自生しない動物。誰だ凶暴なペットを逃がした奴は!!。

それにしても、目が離せん事態になってきたわい。天井を噛み破って布団の上に降ってこなければいいが。


退散方法をご存知の方は、是非ご教示を!。加持祈祷で悪霊退散あるいは霊媒師の御出馬??

花鳥は歓迎すれども、魔性やアライグマ、テンの類は招かれざる客(トホホ)。


【お詫び】正体を撮影できんので、今回は写真を掲載できまっせん。平にご容赦を(ペコリ)。

テーマ : 今日の出来事
ジャンル : 日記

一乗寺圓光寺の紅葉

11月28日。朝方2℃とこの冬一番の冷え込みに。午前中、青空が広がり陽が射すも、午後から曇天に。

午前中、休養にこれつとめ、午後から一乗寺にある圓光寺の紅葉が気になり、もう居ても立ってもおれず…(これって重症の風流病?)。


一乗寺を有名にしたのは吉川英治の名作『宮本武蔵』。真偽のほどは定かでないが、武蔵が吉岡一門と決闘した場所として知られる。

また石川丈山が隠棲した詩仙堂も著名な史跡。詩仙堂前を北に150mほど行った東山連峰の山裾に圓光寺がある。

教学の発展を図るため、徳川家康が慶長6年(1601)、足利学校から三要元佶(さんようげんきつ)禅師を招き伏見に学校(圓光寺)を創建したのが起こりで、その後相国寺山内に移転していたのを寛文7年(1677)現在地に再移転。

日本最古の木製活字五万4千個(重文)や円山応挙作の「雨竹風竹図屏風」(重文)などを蔵する。明治以降、南禅寺の尼寺として知られた。


圓光寺の「十牛の庭」は隠れた紅葉の名所。いわば数少ない穴場の一つだった。

来てみると、観光客の出入りが引っ切りなし。さすが若者は少ないが、50代以上の女性がほとんどだ。

住職によれば、今年はことのほか紅葉が早く、2週間ほど前に吹いた木枯らしですっかり落葉してしまったらしい(涙)。

なんとも無粋な木枯らしめ(ムカッ)。

「十牛の庭」に林立する紅葉は、申し訳程度の葉を付けるだけ、ウウッ。

境内の南側にある孟宗竹の林の蔭となった楓だけが黄葉をとどめ、押し寄せた観光客の心を癒す。


▼瑞巌山 圓光寺の山門。禅寺としての清浄な風格。石畳の参道の両脇に杉苔を敷き詰め、植え込みがよく手入れされている。

DSC_0545_convert_20121128171756.jpg (クリックすっと、画像が拡大)




▼三つ葉葵紋の提灯と三色の花の生け鉢。柱に「大本山南禅寺派研修道場」の門札が掛かる。門をくぐって石畳をしばらく行くと鉤型の階段があり、そこを登りつめた所に庫裡が。

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▼空が広い境内と白壁の端整な庫裡。

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▼額縁庭園で有名な「十牛の庭」。右手の楓の巨木、もう丸裸やん(クシュン)。敷紅葉だけが健在。

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▼古池と見頃の黄葉。ここで気を取り直して…。

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▼孟宗竹林をバックにした黄葉。どこにピントを合わせてしまったものやら(ウウッ)。どうもオートフォーカスが苦手とするシーンだ。

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▼青みが残る黄葉。下部に光の玉がポツン、ポツン。これだけはコンデジでは出せん。

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▼木魚を枕に居眠り。木魚の上にネズミが。

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▼紅葉300mmズームUp。逆光を受け葉脈まで鮮明に。

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▼厨子の扉の奥に家康像。

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▼鐘楼と黄葉。

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▼黄葉Up。

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▼敷紅葉に胸まで埋もれた小さな石地蔵。紅葉を褥に暖かかそう。観光客に大人気。

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▼名残りの深紅の紅葉。

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▼ヤマモミジの黄葉から紅葉へのグラーデーション。300mmズームで中央の葉1枚を狙う。

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▼裏山にある東照宮(徳川家康)墓。分骨でもしたものか???

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▼紅・黄葉。裏山にある楓の巨木。光線の当たり具合を見極めてショット。

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▼同上。樹冠部の深紅の紅葉Up。

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▼愛宕山遠望。中央の森は植物園。

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▼夕陽に染まる京都市街地。陽が沈むに連れ急激に気温が低下。どっかでカラスが鳴くんで帰ろうっと。

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ここ十年、紅葉の盛期になると海外調査に出かけ、紅葉狩りの暇などなかったが、今年は京都に逼塞する羽目に。

それが幸いして紅葉見物には事欠かん。蓬莱、方丈ここにあり。これぞ風流の極み。

まだまだ去りゆく秋を惜しまねば。

テーマ : 今日の出来事
ジャンル : 日記

渓谷の紅葉ー洛北八瀬界隈ー

11月26日(月)。24・25両日にわたるハードな国際シンポジウムもつつがなく終了。

それを待ちかねたかのように雨が!!。

土砂降りの雨の中、シンポジウムに招待した国内外の研究者15名を洛北八瀬にある「瑠璃光院」(三条実美旧別邸)へ案内。

古都に紅葉の名所は数多あるが、風流人の庵主がここを外国人招聘者のために特別に厳選。

叡電の車窓から見る八瀬付近の山々は白雲のような雨煙に隠され、幻想的な雰囲気を醸し出している。シメシメ、秋の気まぐれな天候まで味方に引き寄せ。これも守護神大国主命のご加護か…。

八瀬遊園駅の高野川沿いの紅葉はいまが盛り。しかも雨で埃が流され、瑞々しいまでに深紅の紅葉が鮮やかさを増す。雨も紅葉の引き立て役に。

土砂降りの中、開門の10時を見はからって到着するも、早くも長蛇の列(アワワワッ)。傘の下で20分ほど待って、やっと瑠璃光院の邸内へ。門をくぐってからもまだまだ長蛇がつづく。


邸内に入ると、どこもかしこも紅葉一色。

二階の書院から見下ろす瑠璃の庭はいまが紅葉のクライマックス。

過去三度来たときにはお目にかかれなかった光景が眼前に。

ここ八瀬の地は、比叡山の麓に位置し、高野川の急流が刻む緑深い渓谷の地。

10月以来、徐々に冷え込んだ気温と適度な降雨が近年にない美しい紅葉を現出させたのであろう。

あまりの見事さに言葉を失う。

凄腕の庭師が造り出した人工の造園とはいえ、苔の緑にマッチした華麗な紅葉はまさに作庭美の極致。



▼高野川と紅葉(八瀬遊園駅前)。川面に突き出した紅葉がまさに紅一点。

DSC_0539_convert_20121127061246.jpg (クリックすっと、画像が拡大)



▼同上アップ。

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▼雨で増水した渓流に懸かる黄葉。

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▼高野川の吊橋と紅葉。暖地性植物のシュロがなぜか?

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▼瑠璃光院門付近。オレンジ色から紅葉に変わるグラデーション。

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▼同上。こっちは黄緑から黄葉に変わるグラデーション。

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▼臥龍の庭と、雨煙に霞む紅葉の遠山。

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▼瑠璃の庭。ここは11mm超広角レンズに交換。奥に石組み。中央に低い築山。

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▼ウオーッ、アワワッ。一階の書院から瑠璃の庭を俯瞰。この奥にどんな魔物が潜んでいるのやら…。

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▼雨煙に包まれた借景の山と紅葉を激写。二階書院から。

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▼滝組みの上の三色楓。色違いの紅葉をつけた枝ぶりが見事に調和。300mmズームでショット。

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▼木枯らしが飛ばしたか、鮮やかな深紅の落葉が苔の上に。いささか賑やか過ぎるが…。

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▼雨に濡れた葉と紅葉。ホワイトバランスと焦点距離をいじって、カメラのレンズだけが生み出す爛熟かつ幻想的な自然美の世界(これはアソビ)。

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ここの紅葉もここ数日で見納めだろう。

紅葉観賞に暫し時の経過を忘れ、後ろ髪を引かれる思いで八瀬の山里をあとに。

多伎「小田温泉」の大女将さん、癒されましたかな!?。京都八瀬の紅葉はまた格別でっしゃろ、フフッ。

来年の紅葉の発色は保証の限りでは…。

テーマ : 日々のつれづれ
ジャンル : 日記

鴨川にユリカモメ飛来

11月21日。最高気温が14℃なれども、風がなく穏やかな天気に。

先週、鴨川上空に群れ飛ぶ白いユリカモメの姿を車の中から目撃。

ユリカモメといえば、すっかり冬の鴨川の風物詩。

琵琶湖に飛来したユリカモメの分派が、朝方、鴨川にやってくるものらしい。夕方になると、再び琵琶湖へ戻っていく。

今年は、寒の訪れが早いせいか、例年より鴨川への飛来が早まったようだ。

今日は、風もなく穏やかな一日で、格好の散策日和だ。

18-270mm望遠ズームを装着した愛用の一眼レフNikon D7000を小さなショルダーバックに入れ、ユリカモメの群がる賀茂川・高野川合流地点へ。


20羽くらいの小さな群れが、鳴き声も立てず賀茂川の浅瀬に佇む。例年より群れの規模が小さいのが寂しい。

思い立ったようにいっせいに飛び立ち、上空を旋回。群れの飛翔姿がじつに優雅だ。

ここは連写モードに切り替え、ひたすらシャッターを押しつづける。

30分ほど川べりのベンチに腰掛け、ユリカモメの生態をじっくり観察。

赤い嘴と脚、白い羽毛、目の後ろのえくぼのような黒い毛。なかなか粋でオシャレな鳥だ。



昼食を賀茂大橋西詰めのレストランで摂り、食後のコーヒーをすすったところで京都御苑のイチョウの大木の黄葉が脳裏に。

今出川通りに面したこのイチョウの大木は、ここ10日、通勤の道すがら目にし、写真に収めたいと願っていたところだ。

時遅く、おおかた黄葉は落ち、被写体としてはイマイチ。

カメラアングルを探っていると、女子学生3人連れがお喋りしながら近づいてきた。ここはスケール代わりにシャッターチャンス。


迎賓館方向に見事な枝ぶりのイチョウの大木が目に飛び込む。マツの緑に浮き立つ遠目にも黄葉がなんとも見事。

こっちはいまが黄葉のピーク。京都御苑も隠れた黄葉の名所だ。

京都御苑にほど近い大学で学べる学生は幸せ。



▼鴨川公園。土堤のクヌギ、サクラの葉も色づく。右手奥の糺の森も紅葉しかけとる。

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▼ユリカモメと河岸のサクラ紅葉。

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▼飛翔するユリカモメと泰然と仁王立ちのアオサギ(右手)。動と静のショット。

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▼着水寸前に翼を前向きに立て減速。

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▼水面上をフライパス。翼端の黒い羽がトレードマーク。

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▼片側の翼でバランスを取りながら、石の上で片足立ち。

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▼陽光を受けて、ひときわ白さを増すユリカモメ。

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▼ヨシの茂みで餌を探すシラサギ。目とレンズが合ってもた。

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▼茂みの背後から幼ないシラサギがもう一羽。さては子連れ?

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▼京都御苑のイチョウと通り過ぎる女子学生。

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▼京都御苑の壮大なイチョウ大木。樹高30mはあろうか。黄葉が青空と白雲によく映える。

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▼褐色の幹・枝、黄葉、マツの緑の配色がポイント。

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▼京都御苑の紅葉。木漏れ日のスポットライトを浴び、横に伸びた枝ぶりが見事。

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▼紅葉越しに京都御所の築地。風で飛ばされたマツの葉が枝に懸かる。

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▼堺町門付近のイチョウ巨木と長く延びる木影(手前)。左手に京都御所。

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寸暇を惜しんでは、錦秋の刹那をレンズで切り取る庵主。

風流を愛するものとして、今日もいたく癒された。

錦秋よ、逝き急ぐなかれ。

明日から26日まで、外国からのお客さんのフォローのため、ブログは開店休業体制に(トホホ)。

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ジャンル : 日記

古都錦萩

11月18日(日)。気温が14℃までしか上がらず、風もあって寒い。

午後には青空が突如灰色の雲にかき覆われ、時雨立つ。冬もまじかい。


今日は、午後から愛弟子みもりんを連れて「哲学の道」(左京区)沿いの紅葉狩り。

京都市内の紅葉のピークにはやや早いが、法然院だけは見頃のネット情報も。

11-16mm超広角F2.0、50mm・F1.4、70-300mm望遠ズームという全被写体対応の交換レンズとカメラボディ2台を持参。ウーッ、重−ッ。



東山の山裾にある法然院は3年前にも脚を運び、12月に入ってからも見事な紅葉を観賞。

「哲学の道」から少し坂を上った深い木立に囲まれた杜に閑静な法然院がある。

境内は観光客であふれとるが、紅葉のピークにはちと早い。

法然院から疎水沿いの哲学の道を南下し安楽寺へ。


安楽寺に行く道を間違え、霊鑑寺前に出ると、参道入り口で期間限定の特別公開を伝えるガードマンの客引き声が。なかなかに巧みな勧誘でその気になって…。

別名「谷の御所」と呼ばれる門跡寺院で、庵主もここを訪れるのは初めて。

立派な花崗岩切り石の石段を上ったところに小さな山門があり、澄み切った青空をバックにお堂の屋根越しに深紅の見事な紅葉が顔を覗かせる。これは見過ごせん。

ここの紅葉は、今がピーク。入観料600円を払って、あとはせかせかとシャッターを押すのに…。

安楽寺の山門の前に出るも、紅葉には早い。

3時過ぎ、そこを離れると同時に一天黒雲に覆われ、激しい時雨が。で、今日の紅葉狩りは強制終了(涙)。



▼法然院山門。深い木立と茅葺の屋根がマッチ。門前で釘づけのひとたち。

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▼法然院境内の黄葉。人波が切れたところを待ってショット。

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▼法然院境内の石橋と紅葉。思い思いにカメラが紅葉を。

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▼イチョウの葉の絨毯。

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▼連れも写メでショット。

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▼「哲学の道」沿いの猫グッズ店「ノビ工房」。ネコ派が脚を止める。

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▼ネコの目の描写がなんとも巧い。

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▼霊鑑寺参道の立派な石段。超広角レンズで撮影したため遠近感が強調され、寺門が遠くに見える。

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▼築山の紅葉。今がまさにピークだ。

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▼紅葉の色が飽和気味。

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▼お堂前の枝垂れ紅葉。オレンジ色の葉が黒のバックに映える。

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▼霊鑑寺境内の椿。紅中白一点。

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▼これは!、アワワワ。暫し目が釘付け。

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▼お堂とモミジ。

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▼二色の枝垂れ紅葉。ここは300mm望遠レンズの出番。

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▼白い樹幹と真赤っかな紅葉の取り合わせ。

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▼惜しくもピークを過ぎたツワブキの花。

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▼オオーッ、木が燃えとる。

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「錦秋の京都」とはよく言ったもの。

まさに花鳥風月の極み。それもあと10日間の時間限定。

貴船の紅葉も最高だろうな…。


テーマ : 日々のつれづれ
ジャンル : 日記

大原三千院・宝泉院の紅葉

11月16日。最高気温が17℃まで下がる。

京都大原宝泉院・三千院の紅葉が気になり、ネットで調べると、いまが見ごろの表示。

明日は、あいにく雨の予報。昨夜の雨で紅葉の鮮やかさが、いっそう増しているはずだ。

もう、居ても立ってもおれず、70~300mmズームと11~16mm広角レンズに三脚を携え、約30年ぶりに大原の地へ。

急な決断のため、カメラ小僧・小娘に声をかける時間もなし。

平日だというのに大原行きの京都バスは満員で、出町柳駅前から乗車し50分間立ち放し。

八瀬を過ぎると、窓の外にひろがる奥比叡の峰々が紅葉に染まり、山が燃えている。



大原のバスターミナル前から坂道を10分間辿ると、三千院の石垣前に到着。30年前と違い、呂川沿いの参道は整備され、沿道には土産物屋が立ち並ぶ。昔とずいぶん変わった。

三千院の前は観光客であふれとる。

急な石段のある門の前を通り過ぎ、奥にある「大原問答」で有名な大原寺(勝林院)へ直行。

本堂脇の真っ赤に紅葉したモミジの大木が目に飛び込む。



勝林院前の石橋を左に曲がると、血天井で知られる宝泉院がある。

ここの黄葉は洛北随一だ。参道に覆いかぶさる黄葉のトンネルが凄い。また小川に架かる石橋際のモミジの梢が陽を受けて深紅に染まる。

宝泉院の額縁庭園を見渡せる縁側で、抹茶と茶菓子をいただく。

庭の五葉松の大樹の枝ぶりが見事だ。上を見上げると、関ヶ原の戦いにさきだつ伏見城落城の際切腹した鳥居元忠をはじめとする城兵の血が浸みこんだ血天井が。



宝泉院をあとにし、三千院の前に引き返し、石段が急な御殿門をくぐる。

延暦寺の最澄が創建したのが始まりとされ、のちに門跡寺院として皇族(法親王)が住職を務めた。

国宝「阿弥陀三尊像」を祀る往生極楽院の周囲にひろがる有清園の紅葉と聚碧園のビロードを敷き詰めたような苔庭に息を呑む。

西日を受け、紅葉の鮮やかさを一層引き立てる。

絵になる情景だ。ここには「浄土」や「常世」が身近に感じられる。もちろん、それは想念の世界だが…。

ここの美しさを語るに言葉は不要。写真をじっくり観賞してもらうに如くはない。

俗界の垢を落とし、浄土・蓬莱を垣間見たい方は一度脚を運ぶのも…。



▼呂川沿いの紅葉。

DSC_0185_convert_20121116185641.jpg (クリックすっと、画像が拡大)



▼参道脇でまどろむキジネコ。客寄せに一役。

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▼大原寺参道。行楽に訪れた母子が脇をすり抜けて行った。

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▼陽光を浴びる勝林院境内。

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▼宝泉院参道の黄葉トンネル。

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▼宝泉院参道脇の紅葉。

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▼宝泉院参道脇の黄葉。

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▼宝泉院の額縁庭園。中央に五葉松の巨木。

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▼宝泉院の手水鉢。椿の花弁をさりげなく浮かせる。

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▼宝泉院の御本尊(阿弥陀如来立像)。後背の上の飾りが珍しい。

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▼宝泉院中庭の数少ない紅葉。手前の幹と背景の黄葉を思い切りボカし光の玉を現出。

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▼宝泉院。庭の泉水に漂う落葉。

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▼三千院・御殿門。まるで城門のような造り。

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▼三千院・有清園。本寺院を有名にした庭園(宸殿から)。右手奥に往生極楽院。

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▼三千院。夕陽に染まる有清園の紅葉と落葉の絨毯(宸殿から)。

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▼三千院・有清園の池泉と中島。奥に宸殿。

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▼「静中動あり」。足元に鯉が寄ってきた。水面に杉の枝と青空を映す。

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▼三千院・聚碧園の苔のカーペット。

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▼三千院・聚碧園苔上のモミジ落葉。樹間から一筋の夕陽が射す。

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▼こじんまりとした朱雀門。通り過ぎるミニスカの女の子がワンポイント。

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▼三千院。杉木立の池泉と極楽院。ここはカメラマニアのスポットになっとる。

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▼三千院。庭園の隅にひっそり咲く寒椿の花。

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▼三千院。杉苔に舞い散ったモミジの葉がアクセント。

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▼聚碧園の苔庭越しに見た往生極楽院。西日が極楽院を照らす。

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▼三千院。西方門上の紅葉。

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▼三千院。深紅の紅葉。

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▼三千院。夕陽を受けて深紅に染まる紅葉。

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▼緑、オレンジ、赤の三色紅葉。三千院参道脇。

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▼三千院参道脇の黄葉。

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今年の紅葉は徐々に気温が下がり、雨も適度に降り、近年にない美しさとなろう。

大原の紅葉はここ2,3日がピークとのこと。本ブログ写真に魅かれた方は急ぎなはれ。

木枯らしが吹いたら、あとの祭りですぞ!。
 

ついつい半日を大原の紅葉狩で満喫した庵主。

テーマ : 今日の出来事
ジャンル : 日記

秋色深めるキャンパス

11月14日。 冷え込みが厳しく、晴天と時雨を繰り返す気まぐれな天気。冬の訪れの先触れか。

昼前、同志社大学の今出川キャンパスを徘徊し、晩秋の訪れを体感する。

烏丸通りに面した新築の良心館も1年の歳月を費やして竣工し、今月初めから一部運用を開始。これから本大学の顔となることだろう。

烏丸通り一帯は煉瓦色の洋風建物が立ち並び、京都市内の中でもユニークなゾーンとなる。

来年4月には文系学部が今出川キャンパスに統合され、毎日約1万人以上の学生がここで学ぶことになる。

その経済的効果は周辺の飲食店業、不動産業にとって測り知れない。

その一方、インフラ整備や周辺住民対策に不安を残す。



▼サルスベリの紅葉(図書館前)。

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▼ミズキの紅葉(大学院門脇)。逆光を受け、一段と鮮やかさが増す。

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▼竣工なった良心館。煉瓦色に白のストライプがモダンな印象を与える。

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▼寒梅館と黄葉。白の築地塀と煉瓦建物の取り合わせが面白い。

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▼寒梅館前の黄葉。黄緑から紅葉へのグラデーション。

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▼寒梅館中庭のタイワンフウ黄葉。

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▼寒梅館中庭。

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▼黄葉のはじまり?。淡いピンク色の葉がなんとも美しい。

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▼同上up。

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ジャンル : 日記

秋の夜長は

11月12日(月)。 今夕、国際シンポジウムの発表要旨原稿を校了し、印刷屋に渡して一息。

日本語と英語の併載で、とりわけ英文要旨の手直しに手こずる。

そのせいで、ここ2週間、横文字との格闘で脳ミソがすっかり英語モードに(ウヘッ―)。

校正を手伝ってくれた学生の英語読解能力の向上には寄与したかも…。



帰りに「円亭」に寄り道すっと、女将がなにやら「せっせ、せっせ」と夜なべ作業???。

スダジイの殻剥き。今年になって初物だ。そんな季節になったか。

早朝、京都御苑の一角で大将が拾って来たものと言う。前日の嵐で大量に実が地に落ちたようだ。

ドングリ類の中で生食いできる照葉樹の種は限られ、スダジイはその一つ。昔は夜店でよく見かけたもの。


以下、レシピ。

拾ってきた実を丁寧に水洗いし、しばらく水に浸け、浮いてきた虫食いの実を取り除いて水を切り、乾燥させる。

次に乾燥させた実を殻ごと弱火で焙る。殻に少し焦げ目がついたら火を止める。手に持てるほどに熱がさめてから1個1個、時間をかけて殻を剝く。

実に手間暇のかかる作業だ。こんなのを口にできんのは数多ある京都の料亭でもこの店ぐらいだろう。



1~2個口に入れると硬い。熱いうちは軟らかいが、冷めると実が硬くなる。噛むとナッツ特有の甘さが口内にジワーッとひろがる。

小学校からの帰りに寄り道した照葉樹の森で友達とこの実を口にした淡い記憶が甦る。

寄り道する性癖は、どうも幼少の砌から胚胎していたんかも(汗汗)。



▼大収穫のスダジイの実。

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K瀬さん、来週あたりスダジイの実入りの炊き込みご飯が食べられるかもね。

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秋の嵐

11月11日(日)。 前線の通過にともない、久しぶりに雨嵐がやってきた。木枯らしもどきの強風が雨戸を叩くのがかしましい。

風流人の庵主としては、色づき始めた紅葉を散らさぬか、ただただ気がかり。

木枯らしよ、心して吹けやい!。

毎朝メジロが挨拶にやってくる裏庭のナツグミも一部黄葉し始めた。

ムムッ??、ひときわ鮮やかな色合いの蔦の病葉(わくらば)が1枚引っかかとる。雨に濡れひときわ緑を増すナツグミの葉とマッチし、一風の絵となる。

ここは季節の推移を切り取るカメラの出番だ。


路地を覗くと、強風に楓の紅葉が梢を揺らしながら、必死に耐えとる。雨に濡れ、紅葉が一段と鮮やかさを増すのがまたいい。



昨日乗ったタクシーの運転手の話では、昨年紅葉狩りに行った洛北曼殊院前の紅葉(昨年11月にブログアップ)が色づき始めたらしい。

ムムッ、それを聞いてやおら風流心が頭をもたげてきよった。

今年は満を持して出かけっぞ!!!。これぞ風流の極み、この上ないシャッターチャンス。

カメラ愛好家の弟子どもよ、恒例の「紅葉狩り」じゃぞ、スタンバイしときや(笑)。

「花より団子」の無粋の輩は、せいぜい「王将」あたりで10人前(無料)に挑戦を!(ガーン)。

今年のゼミ4回生は卒論に追われ、いまは火の車か炎上寸前かな…。

なにごとも泥縄があかん!!。だから、いつも言うとるじゃろ(笑)。



▼風に飛ばされグミの木に引っかかった蔦の病葉。

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▼グミの黄葉。降りしきる雨脚もバッチリ。背景がゴチャゴチャしとるんで思い切りボカシて。

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▼雨に濡れたモミジ紅葉。細い雨脚もキャッチ。

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▼苔むした塀にの上に蔦と紅葉。マニュアルで紅葉にピントを合わせたつもりが…(ウウッ)。これも一興(アハ)。

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日増しに下がる気温と今日の雨が、紅葉の発色をいっそう高めることだろう。

この調子だと、20日過ぎにはベストショットも…。 なんとも待ち遠しいわい。


ひたすら楓紅葉を待ちわびる庵主。

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ジャンル : 日記

京出土の織部・志野

11月8日(木)。 予告通り、今週もゼミ生を連れて課外授業。

大学から徒歩10分ほどの京都市考古資料館(上京区今出川大宮)で開催中の秋季特別展「ひょうげた器」を見学。

下京の三条界隈にあった瀬戸物問屋街から出土した桃山茶陶のオンパレード。

日本の陶磁史のなかで燦然と光輝を放つ桃山陶器。愛陶家なら垂涎の織部、志野焼の出土資料としては質量とも最高のコレクションを誇る。

いずれも発掘資料なので贋作が入り込む余地のない学術上の一級品。


織部、志野とも美濃(岐阜県多治見市)の草深い山里で焼かれた陶器で、産地は長いこと謎であった。

轆轤(ロクロ)で造られる回転体という器形の制約を超越し、自由奔放な器形を生み出した織部は日本の陶磁器史上特筆される。

それは陶磁器史上、まさにコペルニクス的転回(ちと、オーバーかな)。

乳白色の生地に鉄絵具で身近な草花や鳥を素朴なタッチで描き、一部に緑釉を掛けたデザインは奇抜そのものだ。

「日本版三彩陶器」だ。

志野のやわらかく厚ぼったい長石釉のぬくもりがなんとも言えん。

まさに桃山茶陶の美を集約した作品群だ。観賞していると、ついつい時間を忘れてしまう。

その一端を写真で紹介することに。


▼織部皿。形がまた変わっとる。

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▼織部草花文皿。

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▼織部柳文鉢。柳の描写がうまい。

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▼織部桐紋角皿。

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▼織部とりどり♪♪。

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▼織部輪花鉢。梅の花と鋸歯文の取り合わせ。

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▼織部角皿。半裁カボチャ文?

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▼織部風碗。一風変わった卍と亀甲文の取り合わせ。見込みの文様は何をかたどったものか。器壁が薄く、釉薬の調子が異なるので織部の模倣品か??。

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▼志野梅花文鉢。口縁に黒マル、ペケを巡らす(ウへッー)。現代では敬遠されそう。やや空間恐怖症的感のある陶工の作か…。

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▼志野。山紅葉と飛翔する鷺。器形、文様に唐津焼の影響が。

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▼志野鳥形水柱。これは珍しい。寝癖のように後頭部の毛が立っとる!。何の鳥???

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▼志野茶碗。俗に「赤志野」と呼ばれる楽風茶碗。腰が低く、重厚で安定感がある。

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▼織部菊花文半月皿。形もさりながら左右の塗り分けが奇抜。

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▼志野織部筒向付。直線文と梅花・茄子の組み合わせ。こんなので酒や茶飲んだら最高。

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▼珍しい鼠志野皿。唐津焼の釉薬、器形を模したものだろう。

鼠志野皿



▼黒織部・織部黒。重厚さがある。抹茶が映えることだろう。

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▼福長町出土の桃山陶。織部、志野、唐津。

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ここ京都市考古資料館は、入場無料で撮影自由。

安土・桃山時代の美と心に触れられる好企画だ。こんな味わいのある特展、京都以外ではまず見れまい。

すっかり桃山茶陶の虜になった庵主。

テーマ : 今日の出来事
ジャンル : 日記

京都御所一般公開

去る11月1日、抜けるような秋晴れの下、教室でくすぶっているのがもったいなく、先週、課外授業をゼミ生に諮るや、待ってましたとばかりに(笑)。

普段は意見が割れるのに、こんなときに限って全会一致(ウヘーッ)。げんきんなもんだわい。


前日から恒例の「京都御所」一般公開が始まった。

有料だと足を運ばんのに、タダとなるとウンカのごとく押し寄せるのが日本人の時代を超越した習癖(笑)。

その習癖に漏れず、一般公開中の京都御所をゼミ生たちと参観すっことに(アハ)。


京都に大学多しといえども、日本の数々の歴史をつくってきた「京都御所」と目と鼻の距離にあるのはわが大学のみ。

とりわけ歴史を学ばせる学科とあっては、この地の利を見逃す手はない。

日本の歴史を学ぶ若者(けして熟年以上に非ず)に向け「地方の町で3年過ごすよりは、京都で3日過ごせ」と言った司馬遼太郎の言葉が重い。


途中、道すがら馴染みのたこ焼屋「浜長」(今出川通り)に寄って、オヤツに焼き立てのタコ焼きを調達。
堺町門をくぐると、係員があと5分で閉門と触れる。エエッ!!、まだ3時半ではないかえっ!?。

せかされて、なんとか滑り込みセーフ(ホーッ)。危なかったわい(安堵)。入ってしまえばもう…。


平日の閉門間際とあって、入観者はさほどでなく、ゆったりと見学。

秋の公開を訪れたのは、3年ぶり。

故宮(北京)や昌徳宮(ソウル)もいいが、ここの庭園、建築美もしっとりした味わいがある。

老舗の流派による生花の大作も観賞でき、花鳥風月を嗜む庵主には願ってもない。

あとは皆、思い思いに御所内を見学。池際で思い出にゼミ生たちの記念写真を1枚。



▼見学者が吐き出されてくる出口の門。

DSC_8433_convert_20121106224241.jpg (クリックすっと、画像が拡大)



▼建礼門を入ったところにある朱の門柱の先に紫宸殿が小さく見える。白砂の広場は朝賀の際、百官が正装して居並び天皇に拝謁した場所。


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▼紫宸殿を取り囲む回廊の東面。御室流、月輪未生流、嵯峨流の生花が展示される。

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▼御室流の生花。水平方向にひろがる構図がいい。中央の菊の花がポイント。花器は備前焼。

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▼月輪未生流の生花。深山を表現したものか?。紅葉がくわわれば最高なんだが…。。

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▼嵯峨流生花。ムムッ、カリンを枝ごと生けたか!!。奇抜というか。黄色い菊の花が沈んどるのが惜しい。

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▼威圧するような紫宸殿。平安時代には出雲大社、東大寺大仏殿と並んで日本の三大建物として知られた。18mmの広角側でやっと収まる。手前に右近の橘、右手に左近の桜。

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▼「紫宸殿」の額と高御座。紫と殿の文字がアンバランス。

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▼紫宸殿の右手奥にある「小御所(こごしょ)」。幕末に日本の運命を決める有名な会議が開かれた歴史的な建物。

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▼小御所の玉座。大和絵で飾られた襖。白壁に青を基調とした絵が浮き立つ。

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▼石橋が架かる苑池。びっしり敷き並べられた州浜の礫。中島の前栽の手入れも見事だ。

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▼苑池の前にゼミ生らを立たせて記念撮影。クーッ、肝心の自分が写っとらん。ボツにすっのももったいないし。

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▼小御所南面の襖絵。中国の故事を描いたものか?。

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▼襖絵。カワユーイ子供たちが花車を牽く。子供たちの歓声が聞こえてきそうで、なかなか風雅な遊びだわい。

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▼これって宮内庁直営の土産物屋かいな???。菊紋入りで、おのぼりさんにはよく売れるだろうな(アハ)。

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見学を終え、冷めた「たこ焼」を御苑内の休憩所ベンチでつまんで解散。

御苑内は、参観者目当ての土産物屋のテントが居並ぶ。商魂たくましいのは、この町の伝統か。


よ~し、次週も天気良けりゃ、課外授業でカメラ片手に上京の史跡巡りとすっか(笑)。

ミオちゃん、これって一石二鳥じゃないかえ!(ウフフ)。

テーマ : 雑記
ジャンル : 日記

京田辺キャンパスの紅葉

11月5日(月)。日増しに秋が深まるのを実感。

午後から雨の予報。この雨が、紅葉を一段と促進する。


週1回通う京田辺キャンパスは、今が紅葉のピーク。

このキャンパスに通うのも今年限り!!!。

ここの紅葉も今年で見納めか、ウ、ウッ…。そう思うと、妙に哀愁が。

カバンからコンデジを取り出し、辺りも憚らずショットまたショット。

紅葉のピークは短い。来週になると地面は落葉に埋まることだろう。


新町の研究室に戻り一仕事片付けた後、帰り道に円亭の暖簾をくぐる。

大将が例によって座敷でチェロの練習に余念がない。客がいないときはこれだ。

弾いている曲はなんと「リンゴ追分」。ギクッ、カラオケで歌う曲やないけ(汗、汗)。


今日のネタは???。 すっと、伊勢で獲れたサヨリがおススメと。キスに似た白身の魚だ。

ならば、焼酎のお湯割りで旬の味を愉しむことに。




▼恵道館前のケヤキの紅葉・黄葉とクスノキの緑が実にカラフル。

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▼知真館1号館西のオレンジ色の紅葉。

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▼多目的ホール前。落葉がチラホラ。学生がベンチで紅葉には目もくれない。

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▼恵道館前の紅葉と黄葉。

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▼知真館3号館前のケヤキの黄葉。並木の下を冬衣装の女子学生が通り過ぎる。

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▼知真館3号館前のハナミズキの黄葉。数珠状に黄葉が連なる。

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▼知真館3号館裏の紅葉。

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▼円亭のサヨリの塩焼き。わが身の健康をおもんぱかり、しっかり塩加減しとる。涙が出るわい。

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そろそろ、洛北の穴場の紅葉が気になりだした。今年の紅葉狩り、どこにすっかな…。

一眼レフカメラも最近新調したことだし、準備は万端。

あとは被写体とモデル次第。それに腕も…(汗、汗)

テーマ : 今日の出来事
ジャンル : 日記

古本まつり

11月4日(日)。神無月も過ぎ、もう霜月。昔は霜が降り始めたが、地球の温暖化でそれも昔の話。

ここんとこ朝方の冷え込みが続き、今年は紅葉の訪れが早まりそうだ。

すでに数日前「木枯らし」も吹いてもた(アチャ)。

紅葉を散らすのが「木枯らし」ではなかったんでは???。近頃の世事同様、自然の摂理が狂っとる。


陽気に誘われ、散策を兼ね、午後からカメラを肩に下げ、百万遍知恩寺境内で開催中の「古本まつり」を冷やかしに。

今日は、1週間ほど続いた古本市の最終日だ。値切るにはチャンス(フフ)。

境内のイチョウの大木の葉が黄色く色づき始めた。今年は例年より早いかな。

本堂前の桜も紅葉してきた。

その階(きざはし)に腰を下ろした人だかりの前で、短パンに着物を羽織った外人がひとり自作の絵(?)をネタに英語で講釈中。

欧米版紙芝居か?? 子供を相手に囃すような語り口だ。
 
最前列に陣取った幼児が興にのって大声ではしゃぐ。絵本が言葉ほどにものを言う。


テントごとに出店する陳列本を覗きながら、客筋を観察。年配の客も多いが、文学青年・少女もチラホラ。
なかには着物姿の若い女性も。

毎年、子供の絵本コーナーが人気だが、今年は出店を控えたのか…。

電子本の普及が進む中で本離れが懸念されるが、ここだけは古本特有の匂いの魅力に取りつかれた本の虫の天国だ。

古本、新本に関わらず、電子本にはない魅力が本にはある。それは未知の頁を一枚一枚めくる感触かな。

本好きの輩には、こうした市で掘り出し物を見つけたときの感動が堪らん。

それに憑かれ、かつて庵主もよく通ったものだ。

今日の掘り出し物は、篠田統著『中国食物史』(1974年刊)。中国人の食物の歴史を俯瞰でき、日本の食物のルーツを探るには格好の書だ。40年も前に書かれた本で、この分野の名著のひとつだ。

円亭の女将との食談義のネタも…(ウフフ)。



▼西門から入ると、本堂前にテントの出店が。

本堂前 (クリックすっと、画像が拡大)



▼色づき始めたイチョウの大木。

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▼本堂前のサクラ紅葉。すっかり冬装束の若い女性。

本堂前桜紅葉



▼500円均一コーナー。掘り出し物、見つかったかな?

外人講釈師2



▼本堂前で熱心に絵本の解説をする変な外人。

本堂前の紙芝居



▼欧米風紙芝居?。このいでたち、凡人にあらず。外人にしては短足だわい(アハ)。

外人講釈師



▼お堂とカリンの実。これは絵になる。

堂前のカリン



▼黄色く熟し始めたカリンの実。お寺にカリンは付き物。

カリンの実up



▼お堂の軒下に積まれたオークション用の全集本。あまり人気がなさそう。

オークション本



▼本売り場風景。床几でお弁当を食べてるご仁も。右端に和本を物色している黒髪の着物姿の女性。

会場風景


バタやん、カメラも悪くないけど、たまにはこんな知的好奇心をもつのもいいぞ。

サカモトン、東京の寒さに凍えとらんかな??

テーマ : 日々のつれづれ
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