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洛北鷹峰の錦秋

11月28日。 気温も15℃を超え、風もなく穏やかな行楽日和に。

午後早く洛北鷹峰(たかがみね)にある常照寺、源光庵、光悦寺に遠征し紅葉狩り。ここの紅葉は本ブログ初公開。

鷹峰は、京都盆地の西北、背後に山を背負った小高い台地上にあり、江戸初期のアーチスト本阿弥光悦が芸術活動の一大拠点としたところ。

光悦は上京の刀鑑定・砥ぎを家業とする本阿弥家の分家に生まれ、書画、漆芸、陶芸に通じ、俵屋宗達など多くの桃山~江戸初期の芸術家を育成した。まさにオールラウンドプレイヤーだ。


寂光山常照寺は光悦の土地寄進、その子光瑳の発願のもと日蓮宗日乾上人によって開創された鷹峯檀林(学寮)の旧跡。

島原の二代目吉野大夫(寛永三名妓のひとり)がたびたび訪れ、その墓所もある。 吉野大夫は、たしか吉川英治の傑作『宮本武蔵』に登場しとった。

常照寺境内の紅葉は今が最盛期で、訪れる観光客が引きも切らない。客層を見てると、ほとんどが50代以上。さては冥途への土産にでも…(アハ)。


常照寺の隣にある源光庵は、JR西日本のキャンペーンで一躍有名に。案の定、すごい人だ。

ここは円窓越しに見える紅葉が人気。入観料を払おうとすると、室内撮影禁止の貼り紙!!。お目当ての円窓越しの紅葉が撮影できないとなれば、しらけて入るの止めた。

本堂の前にある楓の巨木の紅葉は圧巻。これだけで満足。

常照寺の斜め向かいにある光悦寺の参道の紅葉はすっかり落ち、すでに見頃は過ぎた。入観料を払って入るまでもない。



▼常照寺参道入口にある石碑を包む深紅の紅葉。あまりの鮮やかさに息を呑む。

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▼常照寺参道の紅葉。

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▼常照寺の朱塗り吉野門。

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▼常照寺境内の紅葉と本堂。

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▼常照寺裏庭の壮観な紅葉。

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▼紅葉の下で野点(のだて)。琴の演奏付き。

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▼常照寺本堂脇の紅葉は圧巻。

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▼鐘楼脇の黄葉が木漏れ日をうけ輝く。

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▼源光庵のつつましい参道。

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▼築地の向こうに紅葉のグラデーション(源光庵)。

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▼源光庵山門。一対の白の円窓が面白い。

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▼源光庵本堂前の紅葉。枝ぶりといい、発色といい、見事。

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▼光悦寺山門。すっかり葉が落ち丸裸に…。

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今日は、大口径標準ズームのTAMRON SP24-70mm F2.8 Di VC USD1本で撮影。70mm望遠端で近接撮影も十分な効果を。

持参したAF-S NIKKOR 70-200mm F2.8G ED VRⅡは無用の長物に。

狭い境内なら、これで十分。「狗肉を裂くに牛刀を用いず」。


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京大北部構内の秋

11月26日。 久しぶりに気温も上がり、体感20℃くらいか。

午前中まで残った小雨が昼過ぎにはあがり、ときおり青空も顔をのぞかせる。散策の頃合いだ。


2日続きの雨天で埃が洗い落とされたせいか、イチョウの黄葉が一層鮮やかに。

近場の京大北部キャンパス内で被写体を物色しながら、目にとまった晩秋の光景をショット。

グランドまで足を伸ばすと、東山も紅葉のピークを迎え、陽光に照らされ山が燃えるようだ。

遠征せずとも、近場で晩秋のカットを切り取る。これって、こよなく経済的(笑)。



▼北部構内通り抜けのイチョウ並木。左側のイチョウ巨木はすっかり落葉し丸裸。

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▼西日を浴び、最高に美しいイチョウ黄葉。

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▼イチョウの根元は落葉の絨毯。

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▼こっちは桜紅葉。手前の植え込みを思い切りぼかし、紅葉を強調。200mmズーム撮影。

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▼桜落葉の絨毯。

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▼燃えるようなカエデ紅葉。

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▼楓の葉が部分紅葉。これは珍しい。200mmズーム撮影。

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▼イチョウの葉とのコラボ。バックの楓紅葉を思い切りぼかして。200mmズーム撮影。

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▼30mはあろうかメタセコイア巨木の紅葉。下から紅葉が進行。

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▼メタコセイア枝のアップ。よく見ると葉先が青い。200mmズーム撮影。

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▼右大文字山もすっかり紅葉。手前の民家の紅葉も。200mmズーム撮影。

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▼瓜生山の燃えるような紅葉。左手奥は比叡山。

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▼京大グランド脇の巨木に絡みついた蔦紅葉。

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▼ケヤキ巨木の緑鮮やかな苔。

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▼桜の幹に絡みつく蔦の葉の紅葉。

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古都の紅葉も、ここ1週間の命。 ひとえに逝く秋を惜しみ、風流を満喫せねば…。


黒谷の金戒光明寺界隈

11月20日。 真如堂を訪問したあと、近くの金戒光明寺へ。

ここは、幕末に京都守護職をつとめた会津藩の宿営地に充てられた。

京都市内を見下ろす丘の上にあって、防御に適した場所。1000人ほどの藩兵を収容するに十分な境内がある。

本堂前の広場には樹木がなく大きな空が拡がり、開放感たっぷり。

その一角にふかし立ての湯葉饅頭の店があり、教え子たちと頬張る。



▼光明寺塔頭の夕陽に赤く染まる紅葉。

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▼塔頭の門の上に魔除けの桃瓦。

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▼石段の下の巨大な山門。

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▼桜紅葉の彼方に京都タワーが。

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▼鐘楼越しに見る西山の夕景。

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真如堂の紅葉

11月20日。 午後3時を過ぎ、教え子とともに吉田山の南にある真如堂で紅葉狩り。

ここの境内は参観料が無料。数年前までは隠れた紅葉の名所であったが、近年は押し寄せる観光客が増加。

広大な境内は、国内外の観光客で埋まる。

昨年は11月28日に訪れ紅葉の盛りをたっぷり堪能したが、最盛期には1週間早い。

それでも紅葉の盛りの楓を物色しては陽光の方向を確かめながらショット。

ここの紅葉は夕陽を受ける時刻がいっそう鮮やかさを増し輝く。




▼広大な境内と本堂。

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▼石畳の参道と紅葉。奥が山門。

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▼夕陽に映える紅葉が燃えるようだ。

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▼本堂裏の紅葉。

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▼夕陽に照らされ光り輝く紅葉。

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▼夕陽を受けた黄葉の林。

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▼深紅の紅葉。

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▼この黄葉もいい。

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圓光寺の錦秋

11月18日。 詩仙堂から徒歩5分の圓光寺へ。

過去に2回訪れたが、いずれもピークが過ぎ、紅葉の残照を撮影するにとどまる。

前回は、木枯らしが吹いて一夜のうちに落葉に変わる。 今年は木枯らしが吹く前に訪れねば。

2年ぶりに訪れた今回こそは、「十牛之庭」の紅葉の盛りを目にせん。

期待を込めて方丈に上がると、もう黒山のひとだかり(ガクッ)。 

しばらく待って、人波が途切れた一瞬を狙って、屏風絵のような紅葉の庭をショット。

あとは境内を巡回しながら写真になる紅葉を物色。




▼圓光寺山門。白い築地がアクセント。

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▼方丈(左)と十牛之庭。

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▼黒山のような人影(トホホ)。11mm超広角レンズでショット。

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▼人波が途切れた一瞬を見計らってシャッターを切る。

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▼紅葉がピークの十牛之庭。

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▼牛石と燃えるような紅葉。

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これから1週間が紅葉の本番。古都の錦秋をたっぷり見せますぞ(笑)。乞うご期待(汗)。



▼人気の地蔵さんと落葉。

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▼棲龍池側からショット。

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▼棲龍池の吹き溜まり。

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▼これは見事。棲龍池の石橋の手前のカエデ。

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▼棲龍池にかかる深紅の紅葉の枝。

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圓光寺へ紅葉狩りに行くなら、ここ2~3日がチャンスでっせ。

詩仙堂の紅葉

11月18日。 最高気温16℃。

古都も紅葉前線が南下。 東山の麓にある一乗寺の詩仙堂と圓光寺を訪ね紅葉狩り。

いまが紅葉の見頃だ。

平日にもかかわらず、紅葉を愛でに参詣するひとが絶えない 。

詩仙堂丈山寺は曹洞宗永平寺の末寺となっているが、もとは徳川家康の家臣石川丈山の隠棲地。

狩野探幽作の漢~唐代の三十六人の著名な詩人(詩仙)を描いた画に丈山が詩を添えて四壁に掲げたことに由来する。

詩仙の間の前に広がる白砂とツツジの庭は、簡素ながらも品格がある。

庭を一巡し、見事な発色の紅葉を愉しむ。 また俗界の垢を落とすことに。




▼詩仙堂の質素な門構え。門の上にサザンカの白い花が。

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▼清々しい竹林と茶室。

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▼城の望楼を思わせる嘯月楼。

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▼土蔵の上の見事な紅葉。これには絶句。

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▼深紅の紅葉。

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▼白雲を映す泉水に漂うモミジの葉。

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▼うわっ、紅葉の競演!!。

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▼ススキ、柿、紅葉のコラボ。

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▼苔のビロード。

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巷間の秋

11月17日。朝方の冷え込みがきつく、窓外に真っ青な晴天が覗く。

草庵の周囲にも晩秋が足音もなく忍び寄ってきた。

草庵の路地の塀の上に蔦の紅葉を見っけ。順光では何の変哲もない葉が、逆光で撮影すると別物に見える。

写真撮影は光線の使い方次第(汗)。 構図も重要な要素だけど…。 



▼路地の塀に絡みつく蔦の紅葉。緑のビワの葉をバックに、奥の小さな赤い葉がねらいどころ。

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▼自家製のケーキを売ってる民家のたたずまい。

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▼足元の植え込みに小さな菊の花が。白、黄、緑のコラボ。

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あと1週間もすれば、カエデの葉が色づき始めるだろう。待ち望んだ紅葉の本番だ。

旬の間、紅葉狩りでせわしくなるわい。

今年の紅葉の色合いがだんだん気になってくる。




高野川の桜紅葉

11月16日(日)。 ここ数日、夜になって冷え込みが厳しくなってきよった。 街行くひとはオーバーにマフラー姿も。

京都は本格的な紅葉シーズンを前に、行楽客が増えてきた。道路は観光の自家用車で溢れる。

昼間は風もなく絶好の散策日和に。 青空が見えたかと思うと薄雲が覆ったり、冬の雲行き。

満を持して、近くの高野川土堤の桜紅葉狩に出かける。

出町橋から修学院まで延々3キロの桜並木がつづく。

落葉が目立つ桜の木もあるが、青い葉はおおかたなくなり、今が見ごろ。



▼高野川べりの桜並木紅葉(御蔭橋上流)。

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▼高野川べりの桜並木紅葉(御蔭橋下流)。右奥は出町橋。

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▼青空をバックに桜紅葉アップ。

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▼飛翔するシラサギをショット。

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▼桜紅葉のアップ。黄色から赤に変わるグラデーションが美しい。

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▼カモが輪になってグルグル。

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▼鳴き声がかしましいセグロセキレイ。

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▼桜並木。

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▼柿色に発色した梢。

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▼紅葉が進む比叡山と桜並木(高野橋上流)。高いビルがなく、比叡山と桜並木を撮るには最高のスポット。

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磯長谷の古墳

11月11日。聖徳太子廟のある叡福寺を訪ねた折、隣接する公園に移築保存された松井塚古墳(大阪府指定文化財)出土の横口式石槨を見学。

大化の薄葬令の規定による王以上の寸法に合致するとされ(説明板)、であれば7世紀中ごろに造られたものだ。

この横口式石槨は家形石棺の身部に小口から棺を入れる穴を穿つ。家形石棺は6世紀代に流行した葬法で、藤ノ木古墳が有名だ。

小口には石蓋を嵌める刳り込みがあるが、その蓋石は残存しない。

近つ飛鳥・磯長谷一帯には、この形式の石槨が多く、渡来人の墓葬と関連付ける説もある。

それにしても手の込んだ遺骸保存法だ。遺骸を永久保存する意識がないと、こんなことはすまい。

仏教が伝わっても、百年くらいは伝統的な葬法が踏襲されていたことを物語る。



▼磯長谷(しながたに)。遠くの山並みは金剛山地。

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▼深紅の紅葉が1本。

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▼同上アップ。

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▼子供の遊び場になってる古墳石室。基底部のみ遺存。

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▼二上山産凝灰岩を用いた巨大な横口式石槨(松井塚古墳)。大阪府指定文化財。

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▼重畳した瓦屋根の夕暮れ。

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二上山北麓の遺跡

11月11日の午後、香芝市二上山博物館で開催中の特展「二上山と岩宿」の見学のついでに、羽曳野市飛鳥に所在する二上山北麓の旧石器時代遺跡を訪ねる。

二上山北麓の旧石器時代遺跡群はサヌカイト原産地に営まれ、近畿地方における旧石器時代研究のメッカとして知られる。

北海道からやってきた連れの朋友は、40年ぶりにこの地を踏む。その朋友は『ふたがみ』(学生社、1974年刊)の執筆メンバーのひとり。

踏査のため毎月1回はここへ通い、青春時代の思いで深いところだ。


この地は、渡来人が居住したところ(近つ飛鳥)で、彼らが祀った式内社「飛鳥戸(あすかべ)神社」もある。

難波から大和飛鳥へ通じる「大坂越」の幹線路があったのもこの地。

履中天皇が難波で弟の反乱に遭い、難波から大和へ逃れる際に通ったのが「大坂越」(穴虫越)。

近つ飛鳥の背後の山には彼らが築いた古墳が集中する。渡来人一族の奥津城で、終末期古墳の「国史跡観音塚」もその一つ。

一帯は「飛鳥ワイン」の産地としても知られる。



▼ 特展「二上山と岩宿」会場入口(二上山博物館)

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▼羽曳野市新池のたたずまい。池の周辺には2万年前頃の遺跡が集中する。

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▼羽曳野市穴ヶ谷。遠くに金剛・葛城連峰が霞んで見える。

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▼新池の背後の山頂にある国指定史跡「観音塚」遠望。フェンス内が指定地。

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▼脇に立つ説明板。傷みが痛々しい。石室の構造はこれを。

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▼観音塚近景。南向きに開口。

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▼観音塚の羨道。前室の入口には扉を嵌める刳り込みがある。

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▼前室から石槨を望む。四角い穴が開いた奥に棺を収める石槨がある。

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▼観音塚前室側壁。切り石を組み合わせる技術は渡来人がもたらしたもの。

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▼熟した大きなアケビの実が一つ。

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▼ハゼ(櫨)の実。その実は蝋燭の原料となった。

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特展「二上山と岩宿」(二上山博物館)は11月24日まで。関西と関東の旧石器の実物を目にする絶好のチャンス。

2万年前の世界にタイムスリップできますぞ。



晩秋の磯長山叡福寺

11月11日午後、「王家の谷」ともよばれる磯長谷(しながたに、大阪府太子町)にある「磯長山叡福寺」を訪ねる。

北海道から上洛した老朋友をともない、久々の遠出だ。

二上山の西麓にある磯長谷には聖徳太子の磯長陵、推古天皇陵、孝徳天皇陵をはじめ、多くの古墳が知られている。

叡福寺は16年ぶり2度目の訪問。 前回は観光バスが数台押し寄せていたような。

4時半を過ぎると太陽も大きく西に傾き、叡福寺を訪れる人影もまばら。 


ここは聖徳太子の御廟を祀る由緒ある寺。

境内奥の丘の中腹に聖徳太子を葬った長大な石室(陵墓参考地)があり、聖徳太子信仰に支えられ古来多くの参詣者を集めた。

現存する木造建築は、信長による焼き打ちの後に再建されたもの。

境内は桜紅葉の盛りだ。



▼夕陽を浴びた山門。

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▼石段を上がると、仁王門が。

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▼境内。中央奥の鬱蒼とした森に聖徳太子の御廟がある。

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▼多宝塔と桜紅葉。

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▼信仰を集めた太子堂。

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▼お堂と桜紅葉。

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▼聖徳太子の御廟。三段の屋根の下に石室がある。

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▼見事な欄間彫刻。

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▼多宝塔のシルエット。

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▼磯長谷の落日。

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紅葉のシーズン、古都の名刹は観光客であふれるが、ここは鄙びた里にあって静寂が包む。

高野川の桜紅葉

11月11日、立冬を過ぎても、温和な行楽日和が続く。

京都もそろそろ桜紅葉のピークを迎える時期に。

奈良へ行く途次、出町橋付近で高野川べりの桜紅葉をショット。

京洛では楓紅葉にさきだち、桜紅葉が露払い。

高野川東岸の土堤には出町橋から上流の修学院まで2kmの桜並木が続く。


▼延々と続く桜紅葉並木。

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▼桜紅葉と高野川。

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百万遍知恩寺の古本まつり

11月3日。 文化の日。3日間降り続いた雨が上がり、久しぶりに太陽と青空が覗く。

散策を兼ね、百万遍知恩寺境内で30日から開催中の「秋の古本まつり」(京都古書研究会主催)を冷やかしに。

開催期間中、3日間は連日の降雨で嘆息の声が…。


「秋の古本まつり」も今回で38回目を数える。計17店舗が境内にテントを並べる。夏の納涼古本市(下鴨神社境内)と異なり、出店は京都の古書店に限られる。

今日はその最終日。 好天に恵まれ、やっと青空古本市の体を。

子供から後期高齢者まで本の虫が掘り出し物を狙って群集。 専門書から文庫本までとりどり。

露天に並ぶのは3冊500円から5冊500円の雑本。 店も在庫の処分に懸命。

最終日の店仕舞い間際に行くと、買い手市場になる店も(笑)。



▼大本山百万遍知恩寺山門。

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▼山門をくぐると、石畳参道の両脇に店舗がずらり。

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▼御堂の軒下にはチャリティ・オークション用。

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▼本堂の階から山門を望む。

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▼本堂前の桜も紅葉。

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▼途切れない人波。

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▼巨大な数珠と本堂内陣。

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▼本堂脇のイチョウの大木。

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今年は、8月の「納涼古本市」、今回の「秋の古本まつり」とも雨に祟られ散々。 

催しも38回を数え、ややマンネリ化した印象も…。 以前と比べ、掘り出し物も少なくなった。

愛読者層とともに、京都古書研究会のメンバーも高齢化が進み、本の虫を魅了するアイデアが欲しいところ。

若者を呼び込むアトラクションでもやったら…。

京都御所の一般公開

10月30日。今日から「京都御所」の秋季一般公開(無料)が始まった。

春と秋の2回、1週間ほど公開される。入場料が無料とあって、観光客がどっと押し寄せる。

午後、ゼミ生を連れて御所見学に。 この季節の恒例行事となったが、これも学生時代の思い出に。

3時を過ぎて入場したんで、見物人もさほどでない。決められた順路にしたがい、1時間ほどかけて庭を一巡。

それにしても、警備にあたる皇宮警察の人員と出店の多いこと。



▼車寄せに展示された黒漆塗りに金箔飾りの御所車。

DSC_0296_convert_20141101080651.jpg (画像をクリックすっと拡大)




▼出店のテント群。商魂たくましい。

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▼檜皮葺の建礼門。普段は閉ざされているのが開門中。

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▼朱塗り柱の承明門から紫宸殿を望む。

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▼回廊に展示された嵯峨流の大生花。近寄るとカリンの香りが漂う。

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▼壮大な紫宸殿。高御座も見える。

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▼徳川氏の運命を決めた会議がおこなわれた小御所。

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▼小御所に飾られた女官の舞姿人形。

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▼小御所前の回遊式庭園。桜が色づき始めた。

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▼庭園をバックに記念スナップ。

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▼築地の上に顔をのぞかせた楓紅葉。屋根の勾配が見事。

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▼西王母に桃の実を捧げる童を描いた障壁画も公開。

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▼砂利道、築地と色づき始めたイチョウの木。

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