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北野天満宮七不思議

北野天満宮の本殿の前庭に一基の石灯篭(重要美術品)がある。

とくに変わった形でもなく、参詣者の注意を引くこともない。

この石灯篭は、源頼光(平安中期の武将)の四天王のひとりで、大江山の酒呑童子や羅生門の鬼を退治した渡辺綱が寄進したという伝承をもつ。

渡辺綱が深夜に一条戻り橋(安倍清明が使役する鬼を隠していた伝承をもつ)にさしかかると、美しい女性から家までエスコートを頼まれる。

この美女は、しばらく行くと鬼と化し、綱を捕え愛宕山へ向け飛び去る。

北野天満宮の上空に差し掛かったとき、綱は太刀を抜き、身をつかんでいた鬼の腕を切り落とし難を避けることができた。

これも北野天神の加護によるものと、そのお礼に寄進したのがこの石灯篭とされる。

渡辺綱は実在の人物かどうか不明だが、平安京内外での鬼退治の伝承は治安が乱れてきた当時の世相を反映し、救世主のひとりとして創作されたものであろう。。



▼北野天満宮本殿。右手松樹の手前に石燈籠がある。

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▼渡辺綱寄進の伝承をもつ石燈籠。

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上七軒通り散策

如月も残り僅かになり、三寒四温の季節が到来。

春の到来を先取りする北野神社恒例の「梅花祭」(25日)も終わり、春の足音がまじかに感じられるようになってきた。

今年はやぶ用で「梅花祭」に行けずじまい(涙)。


梅花につづく桜の開花まであと一月。

日が西に傾きかけた頃、京都最古の花街(室町時代創始)をぶ~らぶら。保存された町家が連なり、一種独特の雰囲気を醸し出す。

ときおり観光客とおぼしき人とすれちがうが、通りは静寂そのもの。



▼上七軒通り(西から)。閑散とした通りをランドセルを背負った女の子が通り過ぎて行った。

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▼しっとりした町家構えの豆腐料理屋。軒下に上七軒のシンボル「五つ団子紋」をあしらった提灯が下がる。

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▼上七軒の春を彩る「北野をどり」のポスター。

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▼左手の築地塀を左に曲がると上七軒歌舞練場。

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▼ウインドウ越しに土産物グッズをショット。着物を着たウサギがなんともカワユーイ。

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北野天満宮の奉納絵馬

北野天満宮の楼門をくぐると左手に大きな絵馬殿があり、参詣者の休憩所に充てられている。

この屋根裏には奉納された絵馬が飾られているが、気づく人も少ない。

絵馬は、願懸けや満願成就のときに神社に奉納されたもので、最古の例は奈良時代まで遡る(平城京跡出土)。

北野天満宮の絵馬殿に掲げられている絵馬には、元禄、宝暦という江戸時代の年号をもつものも視認できる。

日本人の信仰の一端をうかがううえで貴重な遺物だ。

時間を忘れ、絵馬の題材に奉納者や絵師の想いを探るのも一興。

照明がなく暗い屋根裏でも絞りを開放にすれば、フラッシュをたかなくても撮影可能だ。

由緒ある神社にはかつて多くの絵馬が奉納されたが、長い時の経過にさらされ、顔料や年号が褪せているものもあり、保存措置が望まれる。



▼白の塗料が剥落しているが神馬を描いたもの。

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▼被り物や衣服からして『三国志』に出てくる張飛を描いたものか。

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▼新田義貞が鎌倉を攻めたときに稲村ケ崎で海水に通路を阻まれ、太刀を海神に捧げ海水を引かせた故事。

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▼明智佐馬助光春の湖水渡りを描いたものか。

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▼片足で踏ん張り、赤鬼との首相撲を描いたもの。ユーモラスな絵馬だ。

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北野天満宮の梅花が見頃

2月23日。黄砂で遠山が霞む薄曇り。この時期にしては珍しく、最高気温が17℃に上昇。

この陽気に誘われ、愛用の一眼レフカメラに標準ズームとマクロレンズを携え、梅花の名所北野天満宮へ。

明後日は、上七軒の舞妓や芸妓が総出で野点をおこなう「梅花祭」だ。


境内には、満開の梅花をもとめて観光客がひしめく。 今年は春節休みで訪れた中国人観光客の姿がひときわ目立つ。

数千本を数えるここの梅木は早咲き遅咲きが混在し、3月中旬までは開花が楽しめる。

早春の季節を撮影するには最高のお膳立てだ。風流を愛する庵主には願ってもない。

開花した梅の花の周囲には甘酸っぱい芳香が漂う。これがまたいい。

楼門脇の柱には、ここの祭神菅原道真公が詠んだ名歌「東風吹かば 匂い寄こせよ梅の花 主なしとて春を忘るな」が掲げられる。



▼赤い目の石牛の頭上には雪のような白梅。

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▼境内にあふれる観光客。中国人らしい若いカップルも。

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▼三光門(中門)脇の満開の白梅。一角の石獅子の形相が凄い。

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▼三光門脇に咲き乱れる白梅は壮観。

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▼満開のロウバイ(御土居前)。

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▼蕾の枝に紅梅二輪。

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▼可憐な白梅一輪。

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▼本殿脇の紅梅。ここは人気スポット。人波が途絶えた頃合いを見はからってショット。

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▼満開の八重紅梅。

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▼梢にメジロが飛来。

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▼逆光に淡いピンクの花弁が美しい。

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▼同上。

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▼紅梅に着物姿がよく似合う。

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