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狂言「舌切雀」

ゑんま堂狂言「舌切雀」の一場面。

善良な老爺が飼っていた雀が糊を舐めてしまったのに立腹した老婆が、雀の舌を切って追い出すという昔話。

老爺は雀の宿を訪れ歓待をうけ、土産に宝の入ったつづらをもらって帰宅すると、それをまねて老婆も雀の宿を訪ねるがもらったつづらには蛇、毒虫が入っていたというストーリー。

類話がアジア各地に伝わる、動物報恩説話の代表的なもの。有名な浦島太郎や蟹満寺の蟹助け説話も同類。




▼普賢桜は散ってしまったが、モッコウバラが満開のゑんま堂境内。

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▼善良な老爺と意地悪な老婆。

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▼つづらの中に入っていた毒虫に老婆もびっくり。

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▼つづらの中から蛇が!!。

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大田神社のカキツバタ

連休の間、この季節ならではの京の風情を満喫することに。

上賀茂大田神社のカキツバタがそろそろ見頃になるころだ。数日前、円亭の大将が下見に。

昨夜来降り続いた雨も午前中まで残り、午後から青空が顔をのぞかせる。



ここのカキツバタ群落は、知る人ぞ知る、古来歌にも詠まれた隠れた名所。 近年、観光客の姿も増えてきた。

雨上がりとあって、カキツバタの花も一段と瑞々しい光彩を放ち、絶好の被写体に。

大田神社から上賀茂神社に至る一帯は、上賀茂神社の社家群が一味違った古都の雰囲気をかもしだす。

人生に疲れたひと、仕事や失恋で落ち込んだひとは是非一度お運びを。 実に癒されますぞ。



▼山裾の沼に自生するカキツバタ群落。花を愛でる先客がチラホラ。

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▼一面カキツバタの花また花。壮観じゃわい。

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▼まっすぐに伸びた茎の先端に優雅な花。葉先が花より上に伸びたんがカキツバタ!(アヤメとの見分け方)。

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▼カルガモの親子がカキツバタの根元でゴソゴソ。生後間もない雛が5~6匹ヨチヨチ。

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▼鬱蒼とした木立の中にたたずむ大田神社の社殿。檜皮葺の屋根み草が。。

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▼若葉が目に優しい大田神社参道。朱の鳥居とのコラボがいい。

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▼しっとりとしたたたずまいを見せる上賀茂の社家群。特別風土保存地区。

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▼社家の井戸脇の葵が水滴を残し、なんとも瑞々しい。15日の葵祭には出番が待っとる。

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▼社家の玄関先で店開き。淡い染付の色合いがまたいい。

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釘抜地蔵尊(石像寺)に祈願

最近、新旧学生の顔を見るにつけ頭痛を発症(アハ)。変な厄でもついとらんければ…。

西陣の千本閻魔堂を訪ねたついでに、近くの霊験あらたかな「釘抜き地蔵」を参拝。



古くから庶民の信仰が篤く、近代医学が普及する前は大繁盛。いまでも年寄りの姿が目につく。

もともと「苦抜き」がいつの間にやら訛って「釘抜き」に。 こんな例、歴史が古い京都ではよくあることだ。



賽銭に100円玉を上げ、偏頭痛快癒のため、一心不乱に「南無阿弥陀仏」を念じ祈願。

いささか「苦しいときの神頼み」の感を免れないが(汗)。

快癒したら、「釘抜き(高そう!!)」を奉納してお礼詣りせねば…。

学生たちが卒業するか退職するまで期待できんかな(アハ)。




▼千本通りに面した石像寺(しゃくぞうじ)山門。こじんまりしていて、うっかりすると見逃しそう。

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▼石像寺参道。脇を中国人の若いカップルが通り過ぎて行った。

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▼地蔵堂前のブロンズ製のシンボルマーク。

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▼地蔵堂前に4列に吊り下げられた赤提灯。

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▼地蔵堂背面の壁を埋め尽くす奉納釘。五寸釘2本と釘抜きがセットに。

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▼地蔵堂の裏にある鎌倉初期の花崗岩製の阿弥陀像(重文指定)。石像の脇侍仏をともなう。

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千本ゑんま堂大念佛狂言

5月3日。しばらく続いた晴天が、今にも雨が落ちて来そうな天気に。予報では夕方から雨に。

今日から3日間、引接寺(いんじょうじ)、通称「千本ゑんま堂」で大念佛狂言が開催される。

もともと布教活動の一環としての「念仏踊り」に端を発し、次第に宗教色が薄れ庶民の余興として親しまれるようになった伝統芸能だ。3日間で全24の演目が6回に分けて演じられる。

ここ、ゑんま堂の大念佛狂言は、室町時代から続く「京都三大念仏狂言」のひとつで、「カーン、デンデン」の鉦・太鼓、さらに篠笛の音曲、囃子とともに演者の台詞(せりふ)が特徴。



3日間、「千本ゑんま堂大念佛狂言保存会」によって連日2回(午後1時~4時、午後6時~9時)公演。入場無料。

仮設舞台の前の屋外に350席のパイプ椅子が用意され、演じられる題目は、連日異なる。雨天の場合は屋内の特設会場に移される。



2年前に観賞に行ったときは、蜘蛛の糸放出で大人気の「土ぐも」の上演がすでに終わっていた(涙)。

今回は、「土ぐも」の上演時間を下調べして、満を持して脚を運ぶ。

「土ぐも」とは、源頼光の病床に妖怪の土蜘蛛が僧形で現われ苦しめるが、ついには葛城山に追い詰められ、頼光によって退治される単純な筋書き。

ただし、最後に土蜘蛛を討ち取るのは頼光の家来の渡辺綱と保昌。

渡辺綱は羅生門の鬼退治や大江山の酒呑童子退治で著名。保昌は祇園祭山鉾巡行の鉾にも登場。

このふたり、京都の庶民には古来から大人気者だったんだろうて。




▼西陣の千本通りに面したゑんま堂。うっかりすると、見過ごしそうな街中の小さな寺だ。

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▼ゑんま堂(引接寺)の本堂。この日ばかりは老若男女であふれる。

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▼赤い提灯が三段に吊り下げられた鐘楼。

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▼本堂脇に設けられた仮設舞台。

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▼舞台の脇に掲げられた本日の演目。登場人物と演者名も添えられる。

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▼「土ぐも」の源頼光(右)と太刀持ち(左)。

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▼僧形にふんした土蜘蛛が病床の源頼光を苦しめる場面。

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▼葛城山に追い詰められた土蜘蛛が、朱の被り物で顔を隠した艶やかな衣装で登場。

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▼土蜘蛛の精悍な顔立ち。それにしても髪ボウボウだわい。

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▼格闘の際、頼光の家来(綱と保昌)に向かって蜘蛛の糸を投げつける名場面。

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▼綱と保昌が蜘蛛の糸に絡め捕られ、あわや危機一髪。このシーン、迫力満点。

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▼次々と蜘蛛の糸を放出し、抵抗。このシーンは連写また連写(汗)。これを撮りたかったためここまで…。

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▼頼光の家来が格闘の末、土蜘蛛を討ち取り首級を上げる。

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念願の土蜘蛛の糸放出場面もバッチリ撮影し、大満足。

舞台正面側から狙うと逆光になるんで、本堂側の軒下から70~200mm望遠レンズを装着してショット。

今年見逃した方は、来年までお預け(笑)。
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